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ストレスと不眠が続く理由

コルチゾールが下がらない夜に起きていること

「疲れているのに眠れない」
「夜が近づくほど不安になる」
不眠が続く方の多くは、体が休むモードに入れず、緊張が抜けない状態になっています。

その背景に関わる代表的なものが、ストレスホルモンの コルチゾール です。

ストレスがかかると、体は眠る準備をやめてしまう

ストレスを感じると、脳は危険に備えるために体を活動モードへ切り替えます。
このとき分泌されるのがコルチゾールで、心拍や血圧を上げたり、注意力を高めたりして、今を乗り切るための力を作ります。

コルチゾールは本来、朝に高く夜に低くなるリズムがあります。
夜に下がっていくことで体はリラックスし、自然に眠りへ入りやすくなります。

ところがストレスが続くと、夜になってもコルチゾールが下がりにくくなり、

  • 布団に入ると考えごとが増える
  • 頭が冴えてしまう
  • 呼吸が浅くなる
  • 眠りが浅く、途中で目が覚める

といった状態が起きやすくなります。

不眠はストレスを強め、さらに眠れなくなる

眠れない日が続くと、次は「眠れないこと」そのものがストレスになります。

今日も眠れなかったらどうしよう
明日に響いたら困る
このまま治らないかもしれない

こうした不安が強いほど、体は緊張し、コルチゾールが出やすくなります。
その結果、眠りが遠ざかり、また焦ってしまう。
これがストレスと不眠の悪循環です。

夜のコルチゾールを下げやすくする整え方

大切なのは、気合いで眠ろうとしないことです。
眠りは頑張って作るものではなく、緊張がほどけた結果として訪れます。

1 朝のリズムを固定する

  • 起床時間をなるべく一定にする
  • 起きたら光を浴びる

朝の光は体内リズムを整え、夜にコルチゾールが下がりやすくなる土台になります。

2 夜は情報と刺激を減らす

  • 寝る直前のスマホやニュースを避ける
  • 強い光を浴びない
  • カフェインは夕方以降控える

3 眠れない夜の対処を決めておく

布団の中で頑張り続けるほど、脳は目が覚めやすくなります。
眠れない状態が続くときは、一度布団から出て、暗めの場所で静かに過ごし、眠気が出てから戻るほうが改善につながることがあります。

4 不安は書き出して区切る

考えが止まらないときは、頭の中で解決しようとせず、紙に書き出して区切ると、緊張が落ちやすくなります。


不眠は「心の弱さ」ではありません

眠れないのは意志が弱いからではなく、体が緊張モードに入っているサインです。
焦りや自己否定が強いほどコルチゾールは出やすくなるので、まずは「眠れない自分を責めない」ことが回復の第一歩になります。



【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)

【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師

【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)

【認定資格・終了】
介護予防指導士
医療リンパドレナージセラピスト
感覚統合入門講習会応用コース修了

【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会 

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