【よくみられるケース】
◆ささいなことでイライラして、周りの人に当たり散らす
◆怒りのコントロールが利かず、突発的に暴言をはいてしまう
◆後先考えずに思いつきで行動してしまう
【解説】カッとなりやすく、周囲は振り回される
ADHDの特性がある人の中に、衝動性の抑制が利きにくいタイプの人がいます。
ささいなことでカッとなりやすく、攻撃的な態度をとったり、暴言をはいたりしてしまうことがあります。
激しい怒りは20分程度で収まりますが、その間、周囲の人は当たり散らされ理不尽な思いをすることもあります。
また、衝動性の高さのために、思いつくとすぐに行動に移してしまうところがあり、上司の確認や許可をとらずに勝手に物事をすすめて失敗することもあります。
周りから「気分屋」で「自分勝手」とみられてしまい、職場で浮いた存在になりがちです。
【周囲のサポート①】
◆怒りが強いときは過剰反応しないこと
本人の怒りが爆発している時は、暴言をはいても無視し、反応しないようにします。
しばらくすると、怒りも収まり自分の行為を後悔します。
本人の気持ちが落ちついてから、問題行動をおこさないための対応法を上司と一緒に考えるのがよいです。
例
◆怒りが収まるまで、別室に移動させる
◆怒りが爆発しそうになったら、外の空気を吸いにいかせる
など
【周囲のサポート②】
◆ルールで縛りつけず、臨機応変な対応を
思いつきで行動してしまうことは誉められたことではありませんが、他の人にはない卓越した行動力が会社にプラスに働くこともあります。
規則やルールにこだわりすぎす、その人の長所を押し潰してしまうのは企業にとってももったいないことです。
発達障害に限らず、職場の一人ひとりが能力や個性を存分に発揮できるように導いてくれる上司の存在が望まれます。
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