4ヶ月前、交通事故により頭部外傷。頭部の手術を行い2ヶ月間入院。
事故以来嗅覚が全くありませんでしたが、退院時に香水とコーヒーのにおいだけが微かに感じる程度まで回復しました。
その後、2ヶ月間薬を服用していましたが変化はありませんでした。
大学病院でMRIの検査をしましたが異常は見つからず、医師からは「嗅神経が伸びているのかもしれない」と言われました。
「仕事上、においは必要なので、鍼灸でなんとかなりませんか?」と来院されました。
・香水は強弱はあるがいつもにおいを感じれる
・コーヒーはにおいを感じない時もある
・仕事上必要なガソリンやエンジンのにおいは全く感じない
・仕事ができるか不安
・東洋医学の体質は「気虚タイプ」で、全身のエネルギー(気)が不足している体質です
・「思い悩み」の感情が強く表れていました
治療方針
①東洋医学では、気の流れが滞ったところに症状が現れると考えています。
「鼻周辺の気の流れを良くする」鍼灸治療をしました。
②交通事故によるショックのため、心因性嗅覚障害の可能性も考えられましたので、「精神安定」の鍼灸治療をしました。
週3回のペースで来院。
車の芳香剤のにおいが微かに感じるようになりました。
カレーのスパイス、うどんの出汁のにおいを感じるようになりました。
週2回のペースで来院。
日によって強弱はありますが、食べ物全般のにおいを感じるようになりました。
タバコのにおいを感じるようになりました。
灯油のにおいを感じるようになりました。
職場に復帰。
週2回のペースで来院。
職場にて、重機のエンジンやガソリンのにおいを感じるようになりました。
ただ、ガソリンと灯油のにおいは同じで、分別できないそうです。
また、雨の日やイライラしている時は、感度が低下するそうです。
※「色々なにおいを感じれるようになったが、事故以前のにおいとはなにか違う気がする」とおっしゃっていました。もしかしたら、嗅覚と記憶の結びつきが回復していないのかもしれません。
個人的事情により、鍼灸治療中止。
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