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顔面神経麻痺で「鏡を見るのがつらい」方へ

朝、洗面台の前に立つのが憂鬱になる。鏡に映る自分の顔を見るたびに、ショックや悲しみが押し寄せてくる…。

顔面神経麻痺のご相談をお受けする中で、こうした切実な声をお聞きすることは決して珍しくありません。「元の顔に戻らないのではないか」という不安から、鏡を見ることを避けてしまうのも、ごく自然な心の反応です。

今回は、顔面神経麻痺による心理的な負担を和らげ、回復へ向かうための「心の守り方」についてお話しします。

「顔の変化」がもたらす深い心理的ストレス

顔は、私たちが社会生活を送る上で、感情を伝えたり人と関わったりする一番の窓口です。そのため、思い通りに表情が作れない、ゆがみが気になるといった症状は、単なる身体の不調を超えて、「自分らしさ」を揺るがすほどの深いストレスをもたらします。

「人に会いたくない」「こんな自分は見られたくない」と感じてしまうのは、心が大きなダメージを受けているサインです。まずは「そう思ってしまうのは当たり前のことだ」と、ご自身の感情を否定せずに受け止めてあげてください。

自己否定と「回復のブレーキ」

気をつけたいのは、「鏡を見るのがつらい」という悲しみが「こんな顔になってしまった自分はダメだ」という強い自己否定に繋がってしまうことです。

自己否定の感情は、心だけでなく体にも強い緊張をもたらします。不安やストレスが続くと、自律神経のうち「交感神経(緊張の神経)」が優位になり、全身の血管が収縮してしまいます。

顔面神経の修復には、十分な栄養と酸素を運ぶ「良好な血流」が不可欠です。心が緊張して血流が滞ると、せっかくの回復力がうまく発揮されず、改善のペースを落とすブレーキになってしまうのです。

鏡を見る時のちょっとした工夫と、心の守り方

心と体の緊張を防ぐため、ご自宅でできる工夫をいくつかご紹介します。

  • 鏡を見る時間を「確認作業」だけに限定する 「良くなっているかな…」と何度も鏡を覗き込むと、どうしても出来ていない部分(動かない部分)ばかりに目がいって落ち込んでしまいます。鏡を見るのは洗顔後など必要最低限にとどめ、「粗探し」をしない環境を作りましょう。
  • 無理に前向きにならなくていい 「早く良くなるために、ポジティブでいなきゃ」と無理をする必要はありません。つらい時は「今はつらいんだ」と、自分の本音に寄り添うことが、心を休ませる第一歩です。
  • 顔以外の「心地よい感覚」に意識を向ける 温かいお茶を飲む、好きな香りをかぐ、深呼吸をして胸が膨らむのを感じるなど、顔以外の体の感覚に意識を向けることで、自律神経がリラックスしやすくなります。

「今の自分、そのままでいい」と思える安心感を

回復をスムーズに進めるためには、お顔の局所的なケアに加えて「過ぶった自律神経を鎮め、心身の緊張を解きほぐすこと」が非常に重要です。

当院では、東洋医学の視点から全身の血流と自律神経のバランスを整える鍼灸施術を行っています。それと同時に、神戸大学大学院で心理学を修めた院長が、誰にも言えない不安や、鏡を見るのがつらいという心の痛みにも丁寧に寄り添います。

「今の自分、そのままでいい」。そう思える心と体のゆとりを取り戻すことが、症状の改善を力強く後押しします。 もし、一人で思い悩み、心が押しつぶされそうになっているなら、どうか抱え込まずに当院へお話しにいらしてください。

▼当院の顔面神経麻痺へのアプローチ・詳しい施術方針はこちらをご覧ください

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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)

【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師

【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)

【認定資格・終了】
介護予防指導士
医療リンパドレナージセラピスト
感覚統合入門講習会応用コース修了

【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会 

アクセス

JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台

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