ある日突然、顔の半分が動かなくなる、水がうまく飲めない、目が閉じられない…。顔面神経麻痺は、発症すると非常にショックが大きく、パニックになってしまう方も少なくありません。
「治らなかったらどうしよう」「まずはどうすればいいの?」と不安な方へ。今回は、発症直後の正しい対応と、後遺症を残さないための「ゴールデンタイム」について詳しく解説します。
突然顔に違和感が出たら?まずは必ず「病院」へ
朝起きて顔が動かないことに気づいたら、まずは何よりも先に、耳鼻咽喉科や脳神経外科、神経内科などの病院(クリニック)を受診してください。
顔面神経麻痺の多くは、ウイルス感染や冷え、過労による神経の炎症が原因(ベル麻痺・ハント症候群など)ですが、まれに脳卒中などの重大な病気が隠れていることもあります。
まずは西洋医学の正確な診断を受け、必要な初期治療(抗ウイルス薬やステロイド薬など)をいち早くスタートさせることが最も重要です。
顔面神経麻痺における「ゴールデンタイム」とは?
顔面神経麻痺の治療には、神経の修復が最も進みやすい「ゴールデンタイム」が存在します。一般的には、発症から数日〜1ヶ月以内が最も回復しやすい重要な期間と言われています。
この期間にどれだけ適切なケアができるかが、その後の回復スピードや、後遺症(病的共同運動など)の有無を大きく左右します。
鍼灸治療はいつから始めるべき?
「病院の治療が終わってから鍼灸に行った方がいいですか?」とよくご質問をいただきますが、結論から言うと「病院での治療と並行して、発症後なるべく早く(数日〜1週間以内)」に鍼灸を始めるのが理想的です。 神経がダメージを受けている初期段階から、お顔周りの血流を促し、神経に栄養を届きやすくする環境を整えることが、早期回復への一番の近道になります。
東洋医学と心理面からのサポート
当院では、単に顔の筋肉に鍼をするだけではありません。顔面神経麻痺の発症背景には、強烈なストレスや過労による「自律神経の乱れ」が深く関わっていることがほとんどです。
突然顔が動かなくなったことによる精神的な不安や恐怖感は、さらに自律神経を緊張させ、回復の妨げになってしまいます。
全身の巡りを整えて自然治癒力を高めるとともに、不安な気持ちにしっかりと寄り添い、心身両面から「ゴールデンタイム」の回復を全力でサポートいたします。少しでも早く、元の笑顔を取り戻すために一緒に取り組んでいきましょう。
▼当院の顔面神経麻痺へのアプローチ・詳しい施術方針はこちらをご覧ください
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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
アクセス
JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台