【よくみられるケース】
◆家族思いの行動をとることができず、自分勝手とみられてしまう
◆忘れっぽさや不注意により、家族からの信頼を失いやすい
◆怒りの抑制ができず、家族と衝突してしまう
【解説】家族に気が回らず、信頼関係を築きにくい
ADHDの特性がある人は、不注意で忘れやすいので、家族との大切な約束を忘れてしまって信頼を失う可能性があります。
また、怒りのコントロールがしにくいと、ささいなことでカッとなってケンカを起こしやすくなります。
こうしたことが度重なると、家族間の関係は悪化し、家庭内に緊張感が生じてしまいます。
また、自閉スペクトラム症の特性がある人は、他者を気にかけることが苦手なため、家族を思いやる行動をとりにくいと思います。
家族サービスをせずに自分の趣味ばかり打ち込んだりして、家族と一体感を味わう機会も乏しくなってしまいます。
【改善方法①】
◆発達障害の特性を家族に理解してもらう
家族関係を悪化させないように、まずすべきことは、自分の特性を家族に知ってもらうことです。
例えば、家族との約束をよく忘れてしまう場合、発達障害特有の忘れやすさから起きているのであって、「家族への愛情がないからではない」ということをきちんと説明しておきます。
そのうえで、忘れないように家族から声をかけてもらうなど協力を求めましょう。
例
子どもの用事や誕生日などは、事前に声をかけてもらう
【改善方法②】
◆コミュニケーションをとる時間をつくる
家族に気が回らなくなりがちな人は、家族とコミュニケーションが取れる時間があると意思疎通が図りやすくなります。
例
食後の15分間は、家族の話を聞く
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