自律神経失調症(めまい・耳鳴り・頭痛)の鍼灸治療例

自律神経失調症(めまい・頭痛・耳鳴り)の鍼灸治療例

40代 女性 北九州市


来院までの経緯
 

年前からめまいに悩まされていました。調子が悪いときはバスや電車にも乗れません。

最近では耳鳴り、頭痛ひどくなってきました。

脳外科や内科でも異常が見つからず、「自律神経失調症」と診断されました。

仕事が忙しくなるとさらに症状がひどくなりました。

薬やヨガ、食事療法などいろいろ試すが良くならず、「体質を改善したい」と来院されました。

 


初回来院時のお悩み
 

・めまいがひどく、運転中の坂路の高低差で悪化する 

・耳鳴りのせいでぐっすり眠れない

・目の奥が痛む頭痛

・いつも身体がだるい

・胃が重い

 


初回来院時のお身体の状態
 

・自分の感情を表すことが苦手のご様子

・東洋医学の体質は「気虚タイプ」で、全身のエネルギーが不足している体質です

・考え方のクセとして、誰に対しても申し訳ないという気持ちが強く、「全て自分が悪い」と考える傾向がみられました

・「思い悩み」の感情が強く表れていました

 


鍼灸治療の経過
 

初回 

「一番つらい症状のめまい」と「不眠の原因となっている耳鳴り」を改善する鍼灸治療をしました。

不眠は全ての症状を悪化させるので、耳鳴りを早期に改善させることが必要だと考えました。

また、鍼灸は身体にとって負担にもなりうるので、刺激量が多すぎると症状が悪化する場合があります。

舌の状態も悪く、「今日は特に調子が良くない」とのことでしたので、刺激量を抑えた鍼灸治療をしました。

 

2回~12回 

週2回のペースで来院。

めまいがひどいと来院できない日もあり、体調に合わせて徐々に鍼の本数を増やしていきました。

耳鳴りが減って眠れるようになってきて、頭痛も軽減してきました。

めまい薬の服用量は減ってきていますが、仕事が忙しくなると悪化します。

体調が悪い時ほど、「なぜあのようなことをしたのだろうか」と過去の行動を反省することで、さらに症状が悪化していました。

自分について考え込む時間を減らせるようにセルフケアをお伝えしました。

 

13回~25回 

週1回のペースで来院。

めまいや耳鳴りがずいぶん落ち着いてきたので、「自律神経を自分で調節できる体質に改善する」鍼灸治療に行しました。

仕事が忙しくても、薬を飲まずに乗り越えれる日々が増えてきました。

 

現在 

月2回のペースで来院。

たまに薬を飲むことがありますが、自分で体調をコントロールできるようになってきました。

 

最後に

落ち込んでいる時に反省をすると、自分のダメなところに意識が向いて、さらに落ち込みが激しくなります。

そして、「悪いのは自分だ」「自分はダメな人間だ」と考えつようになり、抑うつ症状がひどくなります。

この方は体調が悪いときほど自分の失敗を振り返り、抑うつを高めて症状を悪化させていました。

落ち込んでいる時は自分について考え込まず、意識を外に向けることが大切です。

自分に合った気晴らし方法をいくつか用意するといいです。

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