5年前から右肩に痛みがあり、整形外科や接骨院に通っていました。
しかし、長い間治療をしても痛みが治らないので、「肩に不安を抱えたまま仕事をしたくない」いという気持ちが強くなっていました。
右肩が「引っ張るような痛み」、「強張るような痛み」、「ピリピリするような痛み」があるが、どのような動作のときに痛みが出るのかはよく分からないとのことでした。
最近、会社で部署転換があり、初めての仕事や人間関係に慣れない状態でした。
うつ病の経験もあり、「肩の治療に加えて、うつが再発しないようにして欲しい」と来院されました。
・肩の痛みを何とかしてほしい
・仕事中、重いものを持ち上げるのが怖い
・うつ病の再発を避けたい
・寝つきが悪く、朝起きると汗でびっしょりになっている
・肩の可動域は、ほぼ問題はありませんでした
・痛みの再現性はなく、肩をぐるぐる回して「痛みを探している」ご様子でした
・東洋医学の体質は「気虚タイプ」で、全身のエネルギーが不足していて、疲れやすい体質です
・考え方のクセは、痛みがない日でも「今日はたまたま調子が良かっただけだから」と否定的に考えてしまう「マイナス化思考」がみられました
・「思い悩み」の感情が強く表れていました
「肩周囲の痛みを軽減」、「精神安定」を目的とした鍼灸治療を行いました。
まず、肩周囲の気の流れを良くするため、手足の鍼をしました。
そして、腹部のお灸と首回りの鍼をしました。
最後に、全身の指圧とストレッチをしました。
肩のセルフケアをお伝えしました。
「肩の痛みが減っている」とおっしゃられました。
2週間に1回のペースで来院。
肩関節に問題がないことを理解していただくために、可動域を広げる鍼灸治療を加えました。
「肩の痛みが減って動きが軽くなっているので、本当に治るかもしれない」とおっしゃられました。
2週間に1回のペースで来院
肩の可動域はほぼ正常ですが、
「痛みは少し弱くなっているが、まだまだ気になる」とのことです。
また、「寝る前に肩を回して、少しでも痛みがあれば不安で眠れない」ともおっしゃっていました。
最初何らか肩の痛みが生じる原因があったと思われますが、その後数年間はいつも痛みのことばかり考えることで、痛みに敏感になっていることが問題だと考えました。
つまり、「自ら痛みを作りだしている」と言えます。
そこで、痛みに固執した思考を改善するカウンセリングを開始しました。
ご自宅では、「痛みへの不安が高まったときのセルフケア」を行うようお伝えしました。
2週間に1回のペースで来院
肩の痛みは、仕事や生活している中では気にならない程度に改善されました。
たとえ痛みがあっても、「だからといってたいしたことではない」と考えるようにしているとのことです。
精神面において、「自分の考え方を変えたい、イヤなことばかり考えてしまうことをやめたい」とご要望。
痛みだけでなく、ネガティブなことに固執しやすい思考のクセを改善できるようカウンセリングを開始しました。
月1回のペースで来院。
「良い状態を維持したい」とご要望され、
心身の健康と思考のクセを改善するために来院されています。
この方の幼少期の頃からお話を聞かせていただきましたが、
いつも強い不安感に苦しんでいるようにみえました。
漠然とした不安が痛みを生み出していたと思われます。
「今は素晴らしいご家族に囲まれているので、そのままで十分ではないでしょうか」というお話を何度かさせていただきました。
今後、もっと「楽に生きれるように」お手伝いをさせていただきたいと思っています。
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