「少し生きやすくなる」 大人の発達障害　Q&A １

【よくみられるケース】

◆時間の見込みが甘く、現実的なスケジュールが立てられない

◆予定を詰め込みすぎてしまい、どれも終わらせることができなくなる

◆時間の経過を意識することができない

 

【解説】見通しを立てることが苦手

発達障害の特性がある人は、限られた時間内に複数のことをこなすのが苦手です。

ひとつのことをやるのにどれくらい時間がかかるか、見通しを立てることが難しいため、予定をこなすことができなくなります。

また、「がんばればなんとか早く終わることができる」と考えて、予定を詰め込みすぎて失敗することがあります。

 

【改善方法①】

◆常に余裕をもって時間を見積もる

「１時間で終わる」と予測できる用事でも、「１時間半かかる」と見積もります。

常に、自分の予測よりも多めの時間を見込んで計画を立てましょう。

予定を立てる時も用事と用事の間に調整のための時間を余分に設けます。

 

【改善方法②】

◆アラームやタイマーを有効に活用する

趣味や家事を始めると、時間が経つのを忘れてしまいやすい方は、アラームやタイマーを活用することをおすすめします。

外出先では、スマートフォンのリマインダー機能を使用してください。