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顔面神経麻痺チェックシート

監修:鍼灸師/心理学修士(神戸大学大学院修了)

【所要時間:約1分】全10問

医学的基準(柳原法)に基づいた簡易版セルフチェック です

■鏡の前で以下の10項目を確認し、当てはまるものを選択してください。

顔面神経麻痺の評価基準(柳原法)
柳原法に基づく簡易版

※本チェックシートは柳原尚明ら(1977)「顔面神経麻痺程度の判定基準に関する研究」に基づき、当院で作成した簡易チェックシートです。正確な診断は必ず医療機関で行ってください。

「いいえ」が1つでもあった方へ

1. 【発症から3日以内の方】

まずは、最優先で「耳鼻咽喉科」を受診してください

顔面神経麻痺は、発症後3日以内の初期治療(ステロイド療法など)がその後の回復を大きく左右します。早期の専門医受診が、後遺症を残さないための最大の鍵です。

※緊急サイン: 「手足に力が入らない」「言葉が出にくい」「激しい頭痛」を伴う場合は、直ちに救急外来を受診してください。

当院のアプローチ ―― 顔・脳・心の3つの視点

・顔(解剖学):顔面神経の走行や表情筋の状態を確認しながら、一人ひとりの症状に合わせて施術します。

・脳(神経心理学):脳が自ら神経回路を作り変える力(脳の可塑性)を活かし、自然な表情を取り戻すお手伝いをします。脳卒中後のリハビリにも用いられる考え方です。

・心(東洋医学と心理学):全身のバランスと自律神経を整えながら、神戸大学大学院で修めた心理学の知識を活かし、誰にも言えない不安や焦りにも寄り添います。

※顔面神経麻痺は、まず医療機関で治療を受けることが大切です。そのうえで、回復の段階に合わせて、当院でできることを一緒に考えていきます。

顔面神経麻痺診療ガイドライン

「顔面神経麻痺診療ガイドライン2023年版」では、急性期の麻痺の回復を目的とした鍼施術と、慢性期の後遺症の軽減を目的とした鍼施術のいずれも「弱く推奨する」とされています。

>>顔面神経麻痺診療ガイドライン 2023年版


当院の施術例

施術例

過労とストレスが重なった時期に顔面神経麻痺が発症。

40代 女性 福岡県

過労と強い緊張が重なっていた時期に発症し、耳鼻科での急性期治療を経てご来院。目と口に強い麻痺(柳原法11点)が残り、心身ともに疲労困憊の状態で当院へご相談に来られました。その後、柳原法11点から38点まで回復されました。

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来院の経緯

耳鼻科での急性期治療が一段落したタイミングで、当院に来られました。顔面神経麻痺の評価法である柳原法(満点40点)は11点で、目と口にかなり麻痺が残っている状態でした。

口を動かすことが難しかったので、飲食ではかなり苦労されていました。少量を口に含んで麻痺と反対側で噛んだり、ペットボトルで飲むこともできませんでした。

うがいもできずハミガキも困難でした。特に、麻痺側は頬に食べ物が溜まりやすいため、「水圧で洗う口腔洗浄器」を用いていました。

また、右目を閉じることができなかったので、洗顔やシャンプー時の目の痛み、ドライアイにお悩みでした。

発症直前には、子供の病気や親族の介護、新しい仕事で毎日忙しい日々を送り、睡眠不足になっていました。以前から心の不調を抱えて心療内科にも通院されており、日常的に強いストレスと過緊張がありました。

初回来院時のお悩み

  • 目と口の動きを早く回復したい

初回来院時の心身の評価

  • 心身とも疲労困憊のご様子でした。
  • 右閉眼、頬をふくらます、口笛、口をへの字に曲げることができないなど、目と口の動きがほとんどありませんでした。
  • 顔面神経麻痺の評価法である柳原法(満点40点)は、11点でした。
  • 顔面神経麻痺に関連する生活の質(QOL)を測る「FaCE Scale(フェイス・スケール、満点100点)」は18点でした。

鍼灸施術の経過

施術目的

① 顔面神経と表情筋へのアプローチ
解剖学に基づいて、顔面神経の働きをサポートし表情筋の動きを整えることを目的に、鍼灸施術を行いました。

② 脳の可塑性を活かした機能回復
神経心理学に基づいて、脳が自ら神経回路を作り変える力(脳の可塑性)を引き出し、感覚刺激を通じて顔面の機能回復を促しました。

③ ストレスと自律神経へのアプローチ
顔面神経麻痺は、過労や強い緊張といった長年のストレスによって免疫力が低下し、ウイルスが活性化することが大きな引き金となります1)。 医師からは「ストレスによる免疫力の低下が原因の可能性がある」と言われたそうです。

そのため当院では、ストレスに対する考え方を見直し、自律神経を整えて、睡眠の質を高めることを目的としました。

④ 顔の機能改善と心の回復
また、顔面神経麻痺は、単なる顔の運動障害にとどまらず、強いストレスから「うつ症状」を引き起こしやすいことが報告されています2)。そこで、顔の機能改善だけでなく、「心の回復」までをサポートしました。

1.日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「顔面神経麻痺ってどんな病気?」

2. 藤原 圭志:リハビリテーションと後遺症に対する治療.Otol Jpn 33 (1): 21-25, 2023 年

施術内容

① 解剖学
顔面神経の走行に沿って鍼を行いました。また、口輪筋や眼輪筋など表情筋の動きを細かく確認しながら鍼を行いました。

② 神経心理学
顔面の感覚入力を行いました。

③ 東洋医学
自律神経を整えるため全身に鍼を行いました。

④ カウンセリング
カウンセリングを重視しました。そして、顔面神経麻痺に関連する生活の質(QOL)を測るために、「FaCE Scale(フェイス・スケール)」を用いました。

当院では、顔の動きという「形」の評価だけでなく、患者様が日常生活で感じている「不便さ」や「不安」を客観的に把握するためにFaCE Scaleを活用しています。

1〜8回目(週2回の来院)

口:空気の漏れが少なくなったとのことでした。

「以前より眠れるようになってきました」とのことでした。

9〜16回目(週2回の来院)

目:洗顔の際、目を押さえなくても水が入りにくくなったとのことでした。

口:ハミガキの際、うがいが少しできるようになったとのことでした。

口:食事の際、口の中の食べかすは気にならなくなったとのことでした。

鼻:力が入るようになったとのことでした。

17〜33回目(週2回の来院)

顔面神経麻痺の評価法である柳原法(満点40点):11点から38点まで回復しました。

顔面神経麻痺に関連する生活の質(QOL)を測るFaCE Scale:18点から83点まで回復しました。

目:目を閉じることができるようになったので、シャンプーや洗顔の際、目に水が全く入らなくなったとのことでした。

口:うがいをしても水が漏れなくなったとのことでした。

口:ストローでもペットボトルでも飲めるようになったとのことでした。

顔:発症してから右頬が冷たかったが、左右とも同じくらいの温度になったとのことでした。

「見た目がほとんど気にならなくなって嬉しい」とのことでした。

「大変なことはたくさんあるけど、気づいたら「まあ、いっか」と言っていて、深く考えて落ち込まないようになりました」とのことでした。

※施術の効果や回復には個人差があります。

施術例

3度目の顔面神経麻痺。
柳原法8点からの鍼灸施術例

60代 女性 福津市

帯状疱疹後に3度目の顔面神経麻痺を発症。医師から「どこまで回復するか分からない」と言われ、退院後も後遺症に変化が見られない状態でご来院されました。

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来院までの経緯

帯状疱疹後に左顔面神経麻痺が発症し、10日間入院。

過去2回は右側の顔面神経麻痺で、ともに帯状疱疹後に発症していました。

医師からは、「ストレスによる免疫力の低下が原因」「3回目なのでどこまで回復するか分からない」と言われたそうです。

退院後1か月以上経っても変化がみられず、「治らないかも」と不安を抱えて来院されました。

初回来院時のお悩み

  • 食べ物がこぼれてくる
  • ストローで飲めない
  • 左の頬が垂れているので、食事の時に歯で頬肉をかんでしまう
  • 手で頬肉を持ち上げないと話ができない
  • 眼が閉じれないのでシャンプーを流す時、目に水が入る
  • 涙がでる
  • 左の鼻で息ができない

初回来院時の心身の評価

左の表情筋の筋力がかなり低下しており、額、まぶた、頬の筋肉が垂れ下がり、口は右に引っ張られていました。

強弱の閉眼、片目つぶり、鼻翼をうごかす、口笛、頬をふくらます、イーと歯をみせる、口のへの字にまげる、額のしわ寄せがほぼできませんでした。

顔面神経麻痺の程度を評価する柳原法(満点40)は8点で、重症にちかい状態でした

めまい、耳鳴りはありませんでした。

東洋医学の体質は「痰湿タイプ」で、水分代謝が悪く、水分が身体に溜まりやすい体質です。

鍼灸施術の経過

初回

「麻痺した顔面神経と萎縮した表情筋の働きをサポートすること」、「自然治癒力を高めて免疫を上げる」ことを目的とした鍼灸施術を行いました。

顔面神経の走行に沿って鍼をしました。

また、顔面部だけでなく腹部のお灸と全身の鍼を行いました。

この時期は真冬で、冷たい風は麻痺を悪化させる要因になり得るので、お顔に風を受けないようにお伝えしました。

3回目の顔面神経麻痺なので、「回復が遅くて、通院回数が増える可能性がある」ということもお伝えしました。

1~15回目(週3回の来院)

※顔面神経麻痺では、一般的に週2回の来院をおすすめしています。今回は重度であったこともあり、ご本人のご希望により、週3回の来院からスタートしました。

神経が少しずつ整ってきたので、筋肉への刺激を意識した鍼を増やしました。

額:眉の上の筋肉が少し動くようになり、シワがうっすらできました。

眼:まぶたの筋肉が少しピクピク動きだしました。

口:頬を挙げる筋肉が動き始めたので、頬の内側の肉が歯に当たらない時がでてきました。

「涙をぬぐう回数が少し減った」とのことです。

不安が強いご様子なので、毎回施術の前後に筋肉の確認を行い少しでも変化がみられたらご報告しました。

16~26回目(週2回の来院)

他の表情筋とくらべて、筋肉の動きが弱い口周囲の鍼を多くしました。

額:眉を上げることができ、左右差がなくなりました。シワもくっきり作れています。

眼:眼を閉じることができるようになり、シャンプーを流す水が目に入らなくなってきたとのことでした。

口:頬周囲がリフトアップされ、手で頬を持ち上げなくても会話ができるようになったとのことでした。

口:口を閉めることができるようになってきたので、飲み物をストローで飲めるようになったとのことでした(ペットボトルはまだできません)。

口:右に寄っていた唇が中心に位置しました。

「だんだん良くなっているのがすごく分かる」とおっしゃられました。

27~37回目(週2回の来院)

頬:頬の筋肉の落ち込みでなくなっていたほうれい線が見えるようになってきました。

鼻:左鼻で息ができるようになりました。

眼:落ち込んでいたまぶたがリフトアップされ、二重が戻ってきました。

眼:涙が少なくなってきたので、車の運転ができるようになったとのことでした。

口:飲み物をペットボトルで飲めるようになったとのことでした。

口:食べ物をこぼさないようになったとのことでした。

柳原法36点まで回復しました。

ご近所の方に、「麻痺が全く分からないね、元に戻ったね」と言われたそうです。

現在

趣味のダンスを再開されました。

ストレスが溜まると再発の可能性があるので、心身のメンテナンスのため月2回のペースで来院されています。

※施術の効果や回復には個人差があります。

施術例

「顔を見られたくない」
1年以上残る顔面神経麻痺の後遺症

30代 女性 福岡市

「顔を見られたくない」と眼鏡やアイプチで必死に隠す日々に。病院の治療後も長引く顔面神経麻痺の後遺症でご相談に来られました。

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来院までの経緯

1年前に右側の顔面神経麻痺を発症し、病院の治療を半年間受けられました。

病院での治療終了後も、お顔の動かしにくさなどの不調が長引いており、当院にご相談にいらっしゃいました。そのため、その後半年間、福岡市の別の施設に通われましたが、症状の変化を感じにくく、当院に来院されました。

右側の口が閉じにくく、滑舌が悪く話しにくさがありました。また、食事の際には、食べ物や飲み物がこぼれやすい状態でした。

また、「口を横に開けると目が勝手に閉じてしまう」といった、意図しない動き(共同運動)も出ていました。

右目をしっかり閉じることが難しく、まばたきがうまくできませんでした。そのため、涙が出やすい状態でした。洗髪の際には、シャンプーが目に入ると痛みがあるため、目元を押さえながら髪を洗っておられました。

特に鏡を見るたびに左右の眉の高さの違いが気になり、外出時は眼鏡とメイクで必死に隠していました。また、元々二重でしたが、一重になって目が小さく見えることも気になり、アイプチも使用されていました。

初回来院時のお悩み

  • 眼鏡とマスクをしなければ外出できない
  • 案内業務なので、滑舌を良くしたい
  • 涙がでるので、車の運転がしにくい
  • 食べ物がこぼれるので恥ずかしくて外食できない
  • 右側の顔がつっぱる感じがする

初回来院時の心身の評価

「人からどう見られるか」が気になり、顔を見られるのが怖くてたまらないご様子でした。

口と目の共同運動もみられました。

強い閉眼、片目つぶり、口笛、頬をふくらます、口のへの字に曲げるができませんでした。

顔面神経麻痺の評価に用いられる柳原法(満点40)は16点でした

顔面神経麻痺になってから、肩こりが酷くなりました。

鍼灸施術の経過

施術目的

解剖学に基づいて、顔面神経の働きをサポートし表情筋の動きを整えること。さらに東洋医学的視点から全身を調整して、回復しやすい状態を作ることを目的に、鍼灸施術を行いました。

施術内容

① 顔面神経の走行を意識した鍼灸施術
顔面神経の走行を意識しながら、鍼を行いました。

② 表情筋への鍼灸施術
眼輪筋、口輪筋、頬筋、頬骨筋に萎縮がみられたため、これらの部位に重点的に鍼を行いました。

③ 自律神経を整える全身への鍼灸施術
また、顔面部だけでなく、自律神経を整えるための全身への鍼も行いました。

1〜8回目(週2回の来院)

眼:黒目の見える範囲が少し広がり、「まぶたが上がった感じがする」とのことでした。

口:「口が少し動き出した感じがする」とのことでした。

肩:「肩こりが軽くなりました」。

「施術を重ねる中で変化が実感できた」と話されました。

9〜20回目(週2回の来院)

眼:二重が戻り、黒目の見える範囲も以前と同じくらいになり、「久しぶりにアイプチをしないで外出しました」と笑顔が見られました。

眼:しっかりと目を閉じることができるようになり、涙が出なくなりました。また、シャンプーを流す際も、水が目に入りにくくなりました。

口:食べ物をこぼすことがなくなりました。

口:口をふくらませても、息が漏れなくなりました。

額:額のしわも、くっきり作れるようになりました。

顔:顔のつっぱり感が気にならなくなりました。

21〜25回目(週2回の来院)

眉:左右の眉の位置がそろい、「1年ぶりに眼鏡をかけずに過ごせるようになりました」とのことでした。

眼:口を動かした際にみられていた、目の共同運動が軽くなりました。

口:話しやすさが戻り、「以前と同じくらい話せる」とのことでした。

柳原法は37点まで回復しました。

現在

これまで離れていたアナウンスの業務に復帰することができました。

ストレスの影響で体調を崩さないように、現在も月1回のペースで来院されています。

※施術の効果や回復には個人差があります。

顔まわりの神経症状に対する施術例

施術例

顎変形症手術後に残った
口周りから顎先までのしびれ・感覚麻痺

30代 女性 福岡県

顎変形症の手術後、鼻の下・唇・顎先にしびれと感覚麻痺が残り、少しでも感覚を取り戻し、口元の動かしにくさを改善したいと鍼灸施術を希望されました。

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来院の経緯

30代 女性 福岡県

来院の1か月前、大学病院で顎変形症のため、上顎と下顎の骨を切り、かみ合わせや顔のバランスを整える手術を受けました。

手術直後は口を閉じることができず、よだれが流れ続ける状態でした。手術から1か月後の来院時も、左側の鼻の下から上唇にかけては、まだ思うように動かせない状態でした。

さらに、左側の鼻の下から上唇にかけてと、右側の下唇からオトガイ部(顎先)にかけて、しびれや感覚の麻痺(知覚麻痺)が残りました。これらの部分は、手で触れても分からないほど感覚が低下していました。

鼻水が出たり、鼻の下に食べ物のかすが付いていたりしても、気づかない状態でした。また、唇にはピリピリとした強いしびれがありました。

手術前に医師から、しびれや感覚の麻痺が残る可能性について説明を受けており、そのことを覚悟したうえで手術を受けられました。手術後は大学病院でレーザー治療を受けていましたが、「少しでも回復できれば」と鍼灸施術も希望され、当院に来られました。

※上顎には「Le Fort I型骨切り術」、下顎には「SSRO(下顎枝矢状分割術)」という手術が行われました。どちらも顎の骨を適切な位置へ動かし、固定する手術です。これらの手術では、手術部位周辺の感覚を伝える神経が影響を受け、手術後にしびれや感覚の鈍さが残ることがあります。

初回来院時のお悩み

  • 麻痺やしびれが残ることは覚悟しているが、少しでも口周辺の感覚を取り戻したい
  • 左側の口元の動かしにくさを改善したい

初回来院時の感覚の状態

  • 左側の鼻の下にある溝(人中)から、上唇の左端(口角付近)まで感覚がありませんでした。柔らかいメイク用のブラシや手で皮膚をなぞっても、触れられていることをまったく感じない状態でした。
  • 右側の下唇から顎先にかけても同様に、ブラシや手で触れても、触れられていることをまったく感じない状態でした。
  • 上唇と下唇の両方にピリピリとした強いしびれがあり、場所によっては、触れてもまったく感じない部分もありました。

※感覚の確認は、柔らかいメイク用ブラシと手で軽く触れ、触れられたことが分かるかを確認する方法で行いました。

鍼灸施術の経過

施術目的

鼻の下や上下の唇、右側の顎先に残るしびれの軽減と感覚の回復、左側の口元の動かしにくさの改善を目指しました。

施術内容

症状が出ている顔の部分だけでなく、東洋医学の考えに基づき、顔まわりの気の流れを整えるために手足にも鍼を行いました。

1〜8回目(2週に1回来院)

大学病院でのレーザー治療と当院での鍼灸施術を、1週間ごとに交互に受ける形で進めました。

これまでまったく感覚がなかった左の口角の少し上に、変化が現れました。軽く触れると、まだはっきりとは分からないものの、「何かが触れている」とぼんやり感じられるようになったとのことでした。

一方、鼻の下の中央にある溝から鼻の穴のすぐ下にかけてと、右側の下唇から顎先にかけては、まだ触れても感覚がない状態でした。

9〜13回目(2週に1回来院)

この頃には、大学病院でのレーザー治療は終了していました。

口元の動きについては、「周囲の人から見ても気づかれない程度まで改善した」と話されていました。ただ、まだ少し違和感が残っていました。

感覚を確認したところ、以前はまったく感じなかった部分でも、軽く触れると「何かが触れている」とぼんやり分かる範囲が広がっていました。特に、右側の下唇から顎先にかけては、全体的に触れられたことが分かるようになっていました。

また、唇のピリピリとしたしびれについても、「以前ほど気にならなくなった」と話されていました。

一方、鼻の穴のすぐ下から、鼻と上唇の間の中央付近までは、軽く触れても、まだ分からない状態でした。

14〜21回目(2週に1回来院)

右側の下唇から顎先にかけてのしびれはなくなり、手やブラシで触れた感覚も分かる状態になりました。ご本人も「感覚が戻った」と話されていました。

医師からは「特に下唇から顎先にかけては、しびれや感覚の麻痺が残りやすい」と説明を受けていたそうです。

上唇と下唇のピリピリとしたしびれもなくなり、感覚が戻りました。鼻の下には、触れられた感覚が少しぼんやりする部分が残っていましたが、「全体的には、もうほとんど気にならない」と話されていました。

手術前から、SNSで同じ手術を受けた方々自身の体験談を数多く読んでおり、しびれや感覚の麻痺が残ったという声も多く目にしていました。

さらに、医師からも、しびれや感覚の麻痺が残る可能性について説明を受けていたため、ご本人も後遺症が残ることを覚悟していたそうです。

それだけに、「後遺症がほとんど残らず、本当にうれしいです」と喜ばれていました。

※本症例では、手術後の自然経過、大学病院でのレーザー治療、当院での鍼灸施術の時期が重なっています。そのため、感覚の変化を鍼灸施術のみの結果と判断することはできません。また、回復の経過には個人差があります。

顔面神経麻痺の主な種類

顔面神経麻痺の中でも、よくみられるのが「ベル麻痺」と「ラムゼイ・ハント症候群」です。

どちらも片側の顔が動かしにくくなる点は共通しています。

ベル麻痺

ベル麻痺は、突然、顔の片側が動かしにくくなる代表的なタイプです。

目が閉じにくい、口元が下がる、よだれが出やすい、味が分かりにくい、目が乾く・涙が出やすいといった症状がみられます。早い時期にステロイド治療を始めるほど回復しやすいとされています。

ラムゼイ・ハント症候群

ラムゼイ・ハント症候群は、顔の麻痺に加えて、耳の強い痛み、耳まわりの発疹や水ぶくれ、聞こえにくさ、めまいなどを伴うことがあります。

ベル麻痺より強く出ることもあり、早めの受診がより大切です。治療はできるだけ早く、特に発症から3日以内が重要とされています。

よくある症状

顔面神経麻痺では、片側の顔が急に動かしにくくなることが多くみられます。

よくある症状としては、次のようなものがあります。

  • 目が閉じにくい
  • 口元がゆがむ、口角が下がる
  • 飲み物や食べ物がこぼれやすい
  • まばたきがしにくい
  • 目が乾く、涙が出やすい
  • 味が分かりにくいことがある
  • 音が響いてつらいことがある

見た目の不安について

顔面神経麻痺では、目が閉じにくい、口元がゆがむといった症状だけでなく、見た目の変化によるつらさを感じる方も少なくありません。

顔面神経麻痺の方は不安や抑うつ、見た目に関する強いストレスを抱えやすいとされています。

よくある不安としては、次のようなものがあります。

  • この顔を見られたくない
  • 人と話すのがつらい
  • 写真に写りたくない
  • 良くなっているのか分からず不安になる
  • マスクをしている間に少しでも整えたい

そのため、顔の動きだけでなく、気持ちの負担も含めて整えていくことが大切です。

【このページの作成者】

自律神経専門の鍼灸院「鍼灸指圧豊田治療院」院長、豊田英一の写真

豊田英一(とよだ えいいち)

【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師

【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)

【認定資格・修了】
介護予防指導士
医療リンパドレナージセラピスト
感覚統合入門講習会応用コース修了

【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会 

鏡を見るたび、「このまま治らなかったら……」と一人で不安を抱えていませんか。

顔面神経麻痺は、発症直後だけでなく、病院での治療が終わった後にも、左右差やこわばりといった後遺症が残りやすい疾患です。

当院では、顔面神経麻痺の診療ガイドラインを踏まえて、顔面神経の走行や表情筋にアプローチします。さらに、自律神経にも配慮し、東洋医学的な視点から全身を整えていきます。

身体の神経や筋肉を整えることと、不安な心に寄り添うこと。その両面から丁寧に施術し、あなたが「今の自分、そのままでいい」と心から思えるよう、全力でサポートさせていただきます。

もし一人で悩んでおられましたら、私にご相談ください。

鍼灸指圧豊田治療院院長 豊田英一の学位記。神戸大学大学院文学研究科修士課程(心理学専攻)を修了し、心理学の知見を持つ鍼灸師であることを証明するものです。

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鍼灸指圧 豊田治療院のGoogleクチコミ評価:星4.9(35件のレビュー)
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ゆみゆみゆみゆみゆみゆみ profile picture
ゆみゆみゆみゆみゆみゆみ
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昨年の10月に顔面神経麻痺になり、耳鼻科でお薬を貰いながら治療をしていましたが、鍼治療もしたかったので耳鼻科に相談の上、耳鼻科と鍼の同時進行で12月から治療を始めました 最初に電話で予約を取る時から、話をよく聞いてくださったので、安心出来ました 実際にお会いすると、先生は話し方も優しくて物腰も柔らかい方でした 私が顔面神経麻痺になったのも、長年のストレスや、麻痺になる前は特に新しいことを始める緊張感や寝不足などが続いて免疫力が落ちていたからだと思います 豊田先生は、〇〇さんは周りの人に気を遣い過ぎてるみたいだから、ここでは何〜にも気を遣わなくて大丈夫ですからと何度も言ってくださって、ストレスを溜め無い方法や緊張感をほぐす方法などいろいろアドバイスをしてくださいました 毎回、話をしっかり聞いてくれるので 通う度に心がほぐれていくのを感じました 素敵なお庭の花や草木にも、季節の変化が楽しめて、先生の患者さんへの気遣いを感じて癒されました 治療を始めた頃は、お灸を胃の上にするのですが、温かいという感覚が無くて、胃がかなり冷えていることを知りました、それも通う度にだんだんと温かい感覚が分かる様になりました 肩を揉んで貰った時も凝りすぎて感覚が無かったみたいで、それもちゃんと分かる様になりました 顔面神経麻痺の方は、顔も麻痺だったとは分からないくらい戻り、閉じなかった目も閉じるようになり、歯磨きの時にブクブクペーが出来なくて困っていたのも出来る様になりました 日常生活で困ることは無いくらい、ここまで直してくださった先生に感謝しています
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大庭美代子
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いつもお世話になってきます。 一年ほど前から、ネットで検索して、通っています。 パニック障害を30年近く薬でコントロールしていましたが、なかなか薬も効きにくくなり、 苦しくてたまらなくてネットで検索しました。 我が家からちょっと遠いいかな(片道1時間ほど) それでも治したいという思いで藁にも縋る思いで予約しました。 先生とのお話は私がこう思っていることを否定するわけではなく、選択肢を広げてくださり、 こうしないといけないという思いばかりが強く、今まで囚われていた私の考えがだんだん 柔軟になっていきました。 まっ、いいか この言葉は魔法です😊 自分をストイックに追い込みすぎる私にはぴったりの言葉です。 また鍼をしてもらうのですが、 ピンポイント的確にに、あっ、そこだというところにしっかりと効いてくれます。 自分の頑固さは1年ほどで週1回から2回になるくらいに先生に緩めてもらい、今後も自分をしっかり保つためのメンテナンスに通い続けるつもりです。 また途中で、腰痛や股関節の痛みが発症した時も しっかりと治療していただき、 心もですが体もしっかりとメンテナンスしていただいています。 そしてお薬も半分くらいに減ってきていますし、今では発作が起きにくくなってきたことが1番嬉しいです。 先生今後もよろしくお願いします!
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野見山由美香
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2/23に帯状疱疹と診断され、頭が割れるような痛みとチクチク頭痛と右側の顔の額、目のまわりに25日から赤い発疹ができ始め、それもチクチク刺すような痛みがあり、辛くたまりませんでした、1ヶ月たっても病院(内科、眼科、皮膚科)の薬だけでは、改善されず何かいい治療法はないかと、鍼治療を見つけ、先生にお世話になることにしました!初めは、治療後、身体がだらしく、眠たいかんじがすごかったです、2回目も、ボーっとして、まだ痛みは、残ったままでした、3回目は、だいぶ身体が鍼治療になれてきたのか、普通でした、4回目にしてもらって、1日の中で、あまり痛みを感じることがなくなりました、薬をのみ忘れても、全然平気になりました、5回目、その様子をお話したところ、もうだいじょうぶでは?と治療を終えました…先生と色々なお話をしながら、考え方や生き方を学びました、すごく心地よくお話が出来たのがよかったです〜自律神経が整いました〜あと何でも早めに治療する事が大事です。1ヶ月半前あんなに苦しかったのが、うそのように改善されました…顔の発疹もきれいになり、久々のお化粧を楽しめます!何か悩みがある方、ぜひ、先生にご相談されてみては〜
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うっちー
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メンタルの治療で通っています。 仕事に対するストレスで自宅療養中で精神科にも通い服薬していますが、回復に向かっている気がしなかったので別の治療法を探していたところ、妻が評判を聞きつけてここを見つけてくれました。 先生は物腰が柔らかく、話をしっかりと聞いてくれた上でそれに対するアドバイスだけでなく、どう対処すればいいかを一緒になって親身に考えてくれるのと同時に、鍼や指圧による治療で乱れた心や体調を整えてくれます。 妻も先生のお話を楽しみにしているようで、家に帰るとすぐに聞いてくるので、共有して2人で勉強させてもらっています。 おかげさまで仕事に対する意識や価値観が変化しただけではなく、性格的にも考え方を見直すことができ、復職までもう少しというところまできていますが、復職してからもしばらくはお世話になって、心と体を万全な状態にキープしたいと思います。 今後ともよろしくお願いします。
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てえ
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元々仕事で運動をしており、若い時から怪我が多く、加えて体の不調も多く、常にからだのどこかが辛い状況が長らく続いていました。 ぎりぎり頑張れば動くくらいで、他の人よりも大した事ないと思うのに、体がこれ以上辛くなるのを恐れて仕事に通う事もつらくなり、頑張れない自分に対して責める気持ちもずっと蓄積してきていて何度かメンタル的に爆発してしまったり、ずっと悲観的になっていました。 あまりにも辛い日に縋るように「ずっと体のどこかが痛い…」と調べた時にこちらの治療院を見つけました。 先生は穏やかで話しやすくて、お話をしっかりと聞いてくださって、メンタル的な向き合い方に対していろんなトレーニングや考え方を教えてくださいました。 新しい視点でいろんなものを見るようにしたり、トレーニングをこつこつと続けていたら、怪我や痛みの症状の改善だけでなく、メンタル面が1番大きく変わり、自分を追い込む考え方をだんだんしないようになっていきました。 治療をはじめて数ヶ月後にまた別の件で手術を受けたのですが、その手術ではメンタル的に悲観的になる方も多い中、術前から術後、後遺症の治療に至る今までも、一度も悲観的な気持ちになりませんでした。 考え方の変化、そして先生がいてくださる安心感で、生きるのがかなり楽になりました。 また、後遺症の治療等で通わせていただきます!いつも本当にありがとうございます。
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ミニカミニカ
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体調を崩してしまい、ある事をきっかけとして、『パニック障害』、『強迫性障害』、『うつ状態』に陥り、仕事や日々の生活に支障をきたしていたところ、ご縁をいただき、本治療院へ伺いました。 自らの症状を包み隠さずに聞いていただきました。 先生の醸し出される雰囲気や会話のキャッチボールを通して、自然と緊張もほぐれ、自分の気持ちが穏やかになっていったのを昨日のことのように覚えています。 週に一度、鍼灸での施術と先生との会話を通じて、私が抱えている悩みや困りごとを解決・軽減するための『サポート』をしていただきました。 助言を一方的に私に与えるのではなく、私自身が、自らの考えを整理し、自己理解を深めることで、問題解決の糸口を自分の力で見つけられるような手助けであり、そのことが、病気の回復やストレスの緩和、さらに、自分らしい生き方を見つけるためのサポートとなりました。 今では、前述したような病気の症状の改善をみることができ、前へ進むことができるようになっています。 これからも、自らの体調や心身の程度により、先生のお世話になると思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
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永島桃佳 profile picture
永島桃佳
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私は人間関係のストレスで胃炎をなってしまいずっと薬に頼りながら治してたのですがなかなか治らなく仕事に行く度自己肯定感が下がり自分を追い詰めることが多かったのですが先生に相談して自分の考え方をポジティブに変えるように何事にも気にしないまーいっかって思えるような考え方を意識するように心掛けてから自分の中で気持ちが凄く楽になりました。カウンセリングを受けて本当に良かったって思いました。
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太郎 profile picture
太郎
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肩の痛みが強く、通い始めました。 痛みへのアプローチはもちろんのこと、精神面の相談もでき、とても話しやすい先生です。身体的にも精神的にも疲れ過ぎる前に通うことが大切かなと思います。 また、セルフケアの重要性も教えてくださり、これからも針治療とセルフケアで体調管理に努めていきたいと思います。
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島田 profile picture
島田
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普段通り食事しているのに体重が少しずつ減っていき、外食や多めに食べると増えるけどまた痩せるの繰り返しで、1ヶ月で1kgくらい減りました また、だるさもあり内科で検査しても異常がなく、内科の先生からは「1kg減は病的ではないしストレスでも痩せるから心療内科に行ったら」って言われました 痩せ出した最初の頃は寝付きは良かったのですが、その後、寝付きが悪くなり1時間半から2時間ぐらいは掛かるようになりました だから”心療内科に行くべきかなぁ?“って思ってた時、ネットで豊田治療院のことを知り、施術を受けてみようと思いました 先生は、話をじっくりを聞いてくださり説明もわかりやすく、自宅でするセルフケアも教えて頂きました 鍼は初めてでしたけど、ズーンッと来る感じで痛くはありませんでした 鍼灸、指圧の治療を1週間ごとに4回受け、3回目が終わった頃から殆ど症状は軽減しましたが、寝付きは30分くらいは掛かります それくらいだったら大丈夫とのことです 次回は10日後です その後は、2週間ごとに間隔がのびて行くと思います 本当に豊田先生に出会えて良かったと思ってます ありがとうございます
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岡千加子 profile picture
岡千加子
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認知症の義母や夫の事で、イライラや気分の落ち込みが激しく、どうしようもなくて、精神科の受診を考えていました。 たまたま見つけた、薬を使わず精神面の治療をしてくださるこちらの鍼灸院に早速予約をし、今日が4度目の治療でした。 鍼灸の治療とカウンセリングのお陰で、通うごとに、症状が軽くなり、気持ちが前向きになってくるのがわかりました。 あの辛い状態が、こんなにも短期間で改善したことに驚き、感謝でいっぱいです。 往復5時間かけても、通って良かったと思います。 治療の後、近くにある福津海岸で、ソフトクリームを食べながら青い海を眺めるのも心の癒しになりました。 これからも月に1度くらいで治療を続けさせていただきたいと思います。

アクセス

JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台

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