【よくみられるケース】
①得意先との重要な打ち合わせを忘れてしまう
②会議や打ち合わせで使う重要な書類を持っていくのを忘れてしまう
③上司から頼まれた用件や指示されていた仕事を忘れてしまう
【解説】注意力が弱く、覚え続けておくことが困難
ADHDの特性がある人のなかには、注意力が弱く、聞いた話や頼まれたことをすぐに忘れてしまう人がいます。
仕事上では、得意先との大切な約束を忘れてしまったり、重要な書類を持っていくのを忘れてしまったりといったことも起こります。
こうした失態は、上司や取引先との信頼を失うきっかけになりやすく、能力や資質がないと評価されてしまう可能性もあります。
注意力の弱さは、本人の努力で改善できるものではないので、周囲のサポートが不可欠となります。
【改善方法】
◆忘れないようにするのではなく、「忘れてもよい」ようにする
特性からくる注意力の弱さを努力で克服することはできないため、「忘れてしまう」ことはしかたないと受け入れましょう。
むしろ、忘れてしまった時に、どう対応すればよいか考えるべきです。
「メモに残す」「携帯電話のリマインダーを予定前に鳴らす」などの対策をとることが有効です。
◆重要な書類や保管は、忘れることのない人にお願いする
◆打ち合わせや会議の予定は口頭ではなく、メールなどの文章にしてもらう
◆指示や用件を受け取る時は、書面にしたものを用意してもらう
◆今日の予定などは、ふせんに書いて目につくところに貼っておき、終わったものから外しておく
◆会議の開始時間に遅れないように、同僚などに声をかけてもらうようお願いをしておく
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