「少しでも失敗すると、すべてが台無しになった気がする」 「完璧にできないなら、最初からやらない方がマシだ」 「昨日までは頑張れたのに、1回休んだらもうどうでもよくなった」
もしあなたが今、このような極端な気分の波と、それに伴う激しい疲労感に悩んでいるなら、その自律神経の乱れは「白黒思考」という心のクセが限界を知らせるサインかもしれません。
今回は、心理学の視点から「完璧か、ダメか」の極端な思考がどう体を壊すのかをお話しします。
「100点じゃないなら0点」という考え方のクセ
心理学や認知行動療法では、物事を「白か黒か」「成功か失敗か」の2つに1つでしか考えられない状態を「白黒思考(全か無かの思考)」と呼びます。
この思考の持ち主は、目標に向かって一直線に頑張る素晴らしいエネルギーを持っています。しかし、たった1つの小さなミスや、予定通りにいかなかったことが起きると、これまでの99点の努力をすべて「意味がなかった」と0点にしてしまいます。
そして、「どうせ私なんて何をやってもダメなんだ」と深い自己否定のどん底に落ちてしまうのです。
激しい「オンとオフ」が自律神経のシーソーを壊す
では、なぜこの「白黒思考」が自律神経の不調を引き起こすのでしょうか。
「絶対に100点を取らなきゃ」と気を張っている時、あなたの交感神経(活動モード)は限界まで振り切れています。
しかし、少しのつまづきで「もう0点だ、ダメだ」と投げやりになった瞬間、今度は急激にエネルギーが枯渇し、無気力状態に陥ります。
この「アクセル全開」から「急ブレーキ」への激しいアップダウンを繰り返すことで、自律神経のシーソーはバキッと壊れてしまいます。あなたの極端な疲労感や起き上がれないほどのダルさは、この激しい思考の波に体が振り回された結果なのです。
「グレーでいいんだよ」と心と体を緩める場所
「60点でもまあいいか」と思えたらどんなに楽か。頭では分かっていても、長年の極端なクセはなかなか1人では真ん中に戻せません。
当院では、両極端に揺れ動いて疲れ切った心と体を「グレー(中庸)」へと導くサポートを行っています。
心理カウンセリングで「まあ、いいか」を見つける
神戸大学大学院で心理学を修めた院長が、約100分の初回枠で丁寧なカウンセリングを行います。白と黒しかなくなってしまった世界に、一緒に「グレーのグラデーション」を探していく作業です。
「完璧じゃない自分でも、ちゃんと価値がある(自己受容)」と思っていただけるようサポートします。
鍼灸施術で「極端な波」を穏やかにする
白黒思考の方の体は、過緊張(カチカチ)か、虚脱(フニャフニャ)のどちらかに偏っています。
自律神経専門の鍼灸で、この極端に振り切れたメーターを、穏やかで心地よい「真ん中」へと戻していきます。体の極端な波が静まると、心も極端な自己否定に走りにくくなるのです。
「もう、0点になった自分を責め続けるのは疲れた」 もし少しでもそう思われたなら、いつでも当院にご相談ください。
自律神経コラム
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自律神経失調症セルフチェック
【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
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