痛みを極端に怖がり不安に感じることで、痛みは悪化・慢性化しやすくなることが分かっています。
このような痛みを否定的に捉える心理傾向を、「痛みの破局的思考」といいます。
用語が難しいので、ここでは「痛みを感じやすい思考」と呼びます。
「痛みを感じやすい思考」は、心理学的に3つの特徴があります。
「痛みを感じやすい思考」の人は、いつも痛みに悩まされているため、精神的苦痛も深刻です。
慢性腰痛
線維筋痛症
顎関節症
自律神経失調症
慢性疲労症候群
過敏性大腸症候群
過活動性膀胱炎
etc
不安
不眠
抑うつ
イライラ
焦燥
心身の症状がひどくて、フルタイムで働くことができない
※慢性痛患者は、家庭の問題、失業、貧困、社会からの孤立といった問題を抱えている方が多いという研究報告があります。
痛みを感じている時のあなたの考えや感情についてお聞きします。
痛みを感じている時に、あなたはこれらの考えや感情をどの程度経験していますか。
各項目の合計点が30点以上であれば、あなたは「痛みを感じやすい考え方」をしているといえます。
全くあてはまらない:0点
あまりあてはまらない:1点
どちらともいえない:2点
少しあてはまる:3点
非常にあてはまる:4点
1.痛みが消えるかどうか,ずっと気にしている |
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2.もう何もできないと感じる |
3.痛みはひどく,決して良くならないと思う |
4.痛みは恐ろしく, 痛みに圧倒されると思う |
5.これ以上耐えられないと感じる |
6.痛みがひどくなるのではないかと怖くなる |
7.他の痛みについて考える |
8.痛みが消えることを強く望んでいる |
9.痛みについて考えないようにすることはできないと思う |
10.どれほど痛むかということばかり考えてしまう |
11. 痛みが止まって欲しいということばかり考えてしまう |
12.痛みを弱めるために私にできることは何もない |
13. 何かひどいことが.起きるのではないかと思う |
合計点 |
上記のチェックシートは、松岡紘史「痛みの認知面の評価 :Pain Catastrophizin Sgcale 日本語版の作成と信頼性および妥当性の検討」を参考に作成しました。
鍼灸治療が慢性痛や線維筋痛症の改善につながることが、アメリカの研究で明らかになっています。
マインドフルネスの基本は瞑想で、「今、ここ、ありのまま」を感じることを目的とした治療法です。
マインドフルネスは、痛みを軽減します。また、「痛みを感じやすい思考」も改善され、心に余裕が生まれます。
「NHK健康チャンネル」にてやり方が紹介されています。
心理的ストレスによる痛みは検査しても原因が見つからないので、医師や家族、職場からも、「本当に痛いのか?」と疑われることが多い痛みです。
痛みが続くと、うつ状態や慢性疲労も伴うのでフルタイムで働くことが難しく、社会から孤立する方もいらっしゃいます。
精神的に不安定になり、さらに痛みが悪化するという負の循環に陥ってしまいます。
当院では、あなたが仕事や家事や趣味を続けて「自分らしく生きれる」ように、全力で痛みを改善させていきます。
おひとりで悩んでおられましたら、あきらめずに私に一度ご相談ください。
院長は、東洋医学のほかに解剖生理学、病理学などの単位を鍼灸師養成校で取得しています。また、ASD、ADHDを支援する感覚統合の知識を有しています。
大学院では心理学を学んでおり、「繊細で複雑な人間の心」を経験だけでなく学問を通して理解を深めています。
心身不調に対する施術は、身体だけでなく心にも精通する必要があります。
確かな心理学の知識に基づいた鍼灸施術で、あなたの心身の不調を改善できるよう努めます。
原因不明の症状で悩んでいる方の多くは、無意識のうちに本当の自分を抑えています。
心の奥に抑えている「怒り」「思い悩み」といったネガティブ感情を抱えていると、自律神経が乱れて痛みを悪化させます。
また、痛みが続くと、交感神経が優位になって血流が悪くなります。そして痛み物質がどんどん放出されていくので、さらに痛みが悪化するという悪循環が起こります。
当院では、あなたが自覚していない感情を見極めて鍼灸治療を行うので、「原因が分からない痛み」が解決できます。
睡眠は自律神経と関係しています。
睡眠の質が低いと、つらい自律神経症状が現れます。さらに、思考の視野が狭くなるので、何でも悪い方向に捉えて同じことをぐるぐる考えてしまいます。
心理学的アプローチと鍼灸を併用して、睡眠の質を向上させていきます。
不安や悩み事があると、身体に不調として現れやすい体質があります。
このような体質の方は、たとえ精神的に不安定になっても不調にならないような体質に変えることが大切です。
痛みを極端に怖がり不安に感じることで、痛みは悪化・慢性化しやすくなります。痛みへの意識が変われば、痛みによる不快感が軽減します。
ポイントは、「痛みをコントロールできる感覚」を持つことです。これは自己効力感ともいえ、考え方を改善するために非常に大事な感覚です。
当院では、以下の「痛みを感じやすい考え方」の3つの特徴を改善して、「痛みをコントロール」できるようサポートします。
①痛みのことばかり考えてしまう
②痛みに対する無力感
③痛みを極端に怖がる
自律神経症状の原因は、何十年と続けてきた生活習慣や思考のクセが関係します。
例えば、「いつも緊張している」「すぐに不安になる」「睡眠の質が悪い」「すぐにネガティブに考えてしまう」など。
日常習慣や思考のクセを少し変えるだけで、乱れた自律神経は回復します。
■心身の緊張をほぐすセルフケア
■寝つきが良くなるセルフケア
■脳疲労を回復するセルフケア
■感情をコントロールするセルフケア
■セロトニンを増やすセルフケア
などあなたに合ったセルフケアをご提案します。
心理的ストレスによる不調を改善するためには、他人を気にすることがない「静かな空間」が必要と考えています。
到着からお帰りまで、誰とも会わないように配慮しています。
また、当院は何台もベッドを並べている鍼灸院ではありません。1台のベッドで、お一人おひとりの症状に責任を持って施術をご提供しています。
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