痛みを感じやすい思考チェックシート

痛みと思考の関係は?

痛みを極端に怖がり不安に感じることで、痛みは悪化・慢性化しやすくなることが分かっています。

このような痛みを否定的に捉える心理傾向を、「痛みの破局的思考」といいます。

用語が難しいので、ここでは「痛みを感じやすい思考」と呼びます。

 


「痛みを感じやすい思考」の特徴は?
 

「痛みを感じやすい思考」は、心理学的に3つの特徴があります。

 

痛みのことばかり考えてしまう

痛みのことが頭から離れない状態。

痛みに対するネガティブなことばかり考えて、冷静な判断ではなく、不安をあおるような考えが自動的に次から次へと浮かんできます。

 

痛みに対する無力感

痛みに対して自分は何もできない無力感。

自分の無力さばかりに注意が向いてしまいます。

 

痛みを過度に怖がる

痛みを現実以上に強く感じて怖がり、将来を悲観する。

痛みへの恐怖から、自分の痛みをよく理解できなくて、「とにかく痛い」「ずっと痛い」などと漠然とした回答になってしまいます。

 


「痛みを感じやすい思考」の人の症状は?
 

「痛みを感じやすい思考」の人は、いつも痛みに悩まされているため、精神的苦痛も深刻です。

からだの問題

慢性腰痛

線維筋痛症

顎関節症

自律神経失調症

慢性疲労症候群

過敏性大腸症候群 

過活動性膀胱炎

etc

 

こころの問題

不安

不眠

抑うつ

イライラ

焦燥

 

社会との関係

心身の症状がひどくて、フルタイムで働くことができない

※慢性痛患者は、家庭の問題、失業、貧困、社会からの孤立といった問題を抱えている方が多いという研究報告があります。

「痛みを感じやすい思考」の心理検査

痛みを感じている時のあなたの考えや感情についてお聞きします。

痛みを感じている時に、あなたはこれらの考えや感情をどの程度経験していますか。

各項目の合計点が30点以上であれば、あなたは「痛みを感じやすい考え方」をしているといえます。

全くあてはまらない:0点

あまりあてはまらない:1点

どちらともいえない:2点

少しあてはまる:3点

非常にあてはまる:4点

1.痛みが消えるかどうか,ずっと気にしている
2.もう何もできないと感じる
3.痛みはひどく,決して良くならないと思う
4.痛みは恐ろしく, 痛みに圧倒されると思う
5.これ以上耐えられないと感じる
6.痛みがひどくなるのではないかと怖くなる
7.他の痛みについて考える
8.痛みが消えることを強く望んでいる
9.痛みについて考えないようにすることはできないと思う
10.どれほど痛むかということばかり考えてしまう
11.   痛みが止まって欲しいということばかり考えてしまう
12.痛みを弱めるために私にできることは何もない
13.   何かひどいことが.起きるのではないかと思う
合計点

「痛みを感じやすい思考」を改善し、痛みを軽減するには?

鍼灸治療

鍼灸治療が慢性痛や線維筋痛症の改善につながることが、アメリカの研究で明らかになっています。

 

厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』

 

マインドフルネス

マインドフルネスの基本は瞑想で、「今、ここ、ありのまま」を感じることを目的とした治療法です。

マインドフルネスは、痛みを軽減します。

また、「痛みを感じやすい思考」も改善され、心に余裕が生まれます。

 

山本和美「慢性疼痛患者へのマインドフルネスアプローチの事例

 

マインドフルネス呼吸法のやり方

「NHK健康チャンネル」にてやり方が紹介されています。

「呼吸のめい想」

 


院長からのごあいさつ
 

心理的ストレスによる痛みは検査しても原因が見つからないので、医師や家族、職場からも、「本当に痛いのか?」と疑われることが多い痛みです。

痛みが続くと、うつ状態や慢性疲労も伴うのでフルタイムで働くことが難しく、社会から孤立する方もいらっしゃいます。

精神的に不安定になり、さらに痛みが悪化するという負の循環に陥ってしまいます。

当院では、あなたが仕事や家事や趣味を続けて「自分らしく生きれる」ように、全力で痛みを改善させていきます。

おひとりで悩んでおられましたら、あきらめずに私に一度ご相談ください。

当院で原因が分からない痛みが解決できる7つの理由

鍼灸師&心理学修士の院長が、最後まで責任をもって施術します

当院の施術内容

院長は、東洋医学のほかに解剖学、生理学、病理学、運動学などの単位を鍼灸師養成校で取得しています。

また、大学院では専門の社会心理学だけでなく、臨床社会心理学、発達心理学を学んでおり、「繊細で複雑な人間の心」を経験だけでなく学問を通して理解を深めています。

心身不調に対する施術は、身体だけでなく心にも精通する必要があります。

確かな心理学の知識に基づいた鍼灸施術で、あなたの心身の不調を改善できるよう努めます。

 

自律神経が乱れる原因の「ネガティブ感情」にアプローチします

原因不明の症状で悩んでいる方の多くは、無意識のうちに本当の自分を抑えています。

心の奥に抑えている「怒り」「思い悩み」といったネガティブ感情を抱えていると、自律神経が乱れて痛みを悪化させます。

また、痛みが続くと、交感神経が優位になって血流が悪くなります。そして痛み物質がどんどん放出されていくので、さらに痛みが悪化するという悪循環が起こります。

当院では、あなたが自覚していない感情を見極めて鍼灸治療を行うので、「原因が分からない痛み」が解決できます。

 

睡眠の質を上げます

睡眠は自律神経と関係しています。

睡眠の質が低いと、つらい自律神経症状が現れます。さらに、思考の視野が狭くなるので、何でも悪い方向に捉えて同じことをぐるぐる考えてしまいます。

心理学的アプローチと鍼灸を併用して、睡眠の質を向上させていきます。

薬に頼らない体質を目指します

不安や悩み事があると、身体に不調として現れやすい体質があります。

このような体質の方は、たとえ精神的に不安定になっても不調にならないような体質に変えることが大切です。

 

カウンセリングで、「思考改善」をします

痛みを極端に怖がり不安に感じることで、痛みは悪化・慢性化しやすくなります。

痛みへの意識が変われば、痛みによる不快感が軽減します。

ポイントは、「痛みをコントロールできる感覚」を持つことです。

これは自己効力感ともいえ、考え方を改善するために非常に大事な感覚です。

当院では、以下の「痛みを感じやすい考え方」の3つの特徴を改善して、「痛みをコントロール」できるようサポートします。

①痛みのことばかり考えてしまう

②痛みに対する無力感

③痛みを極端に怖がる

 

セルフケアで、心と身体の緊張をやわらげます

自律神経症状の原因は、何十年と続けてきた生活習慣や思考のクセが関係します。

例えば、「寝る前の過ごし方」「仕事のスタイル」「すぐにネガティブに考えてしまう」など。

日常習慣や思考のクセを少し変えるだけで、乱れた自律神経は回復します。

しっかりお話を伺い、あなたに合ったセルフケアをご提案します。

完全個室・完全予約制で「静かな空間」

心理的ストレスによる不調を改善するためには、他人を気にすることがない「静かな空間」が必要と考えています。

到着からお帰りまで、誰とも会わないように配慮しています。

また、当院は何台もベッドを並べている鍼灸院ではありません。

1台のベッドで、お一人おひとりの症状に責任を持って施術をご提供しています。


当院の鍼灸治療例
 

慢性疲労と全身の激しいこわばり(繊維筋痛症)の鍼灸治療例

50代 女性 福岡市

慢性的な疲労感、全身の強張りや痛みがあり、線維筋痛症と診断され、3年前に大学病院の心療内科に入院。

 

歩行困難な椎間板ヘルニアの鍼灸治療例

50代 男性 福津市

朝方、左足の激痛のため救急車で病院に搬送。腰椎の椎間板ヘルニアの診断でした。1か月間入院するが、歩行まで回復しませんでした。

原因不明の胸部痛の鍼灸治療例

20代 男性 遠賀町

転職を機に半年前から、右胸に痛みが出てきました。ひどいときには、しゃがみ込んで動けないほどの激痛が半日続きました。

「手術が必要」と言われた股関節痛の鍼灸治療例

60代 男性 福津市

2週間前に右股関節から膝にかけて激しく痛みがあらわれ、歩くことができなくなりました。

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