5年間におよぶ母親の介護を終えた後、脱力感、食欲不振、意欲低下に悩まされていました。
朝起きても身体に力が入らないので、午前中はほとんど横になっていました。食事は調子の悪い時は一口も食べれない状態が続き、体重も激減しました。
何もやる気が起きず、身の回りのことだけをなんとかこなしている状態でした。
内科、胃腸科、婦人科に受診するが、薬を服用すると脱力感がひどくなり服用中止。
「自律神経失調症」「薬が飲めなければ、治療のしようがない」と言われました。
「どうすればいいのか分からず、東洋医学に改善のとっかかりを求めて」当院に来院しました。
・脱力感
・食欲不振
・足に力が入らないので転倒しそう
・介護前にしていた趣味を再開したい
・子供に心配をかけたくない
・心身ともに疲れており、典型的な燃え尽き症候群の特徴がみられました
・足元がふらつき、歩くのもおつらいご様子
・呼吸が浅い
・東洋医学の体質は「気虚タイプ」で、全身のエネルギーが不足していて、疲れやすい体質です
・「思い悩み」の感情が強く表れていました
「腸内環境の改善」と「自律神経調整」を目的とした施術を行いました。
おへその中心に箱灸を置いて、腹部全体をじんわり温めました。
手足に鍼をした後、全身の指圧をしました。特に、足の裏の指圧は刺激を強くしました。
次に、足の血流改善のため、ふくらはぎのオイルマッサージを行いました。
最後に、足のストレッチを行いました。
施術後、自律神経を整えるためのセルフケアをお伝えしました。
週1回のペースで来院。
朝の脱力感は残っているが、午前中に洗濯はできるようになってきました。
美味しいとは思えないけど、少し食べれるようになってきました。
「どこに行ってもダメだったけど、良くなるかもと希望がみえてきた」とのことです。
週1回のペースで来院。
しっかり足を上げて歩けるようになりました。
今までは食べ物を口の中に放り込んでいたが、味が分かるようになり体重も増えました。
脱力感がなくなり、朝から買い物に行けるようになりました。
「やりたい」という意欲が出てきて、趣味の手芸やダンスも再開しました。
体調維持のため月2回のペースで来院。
介護をする前の生活に戻りつつあります。
家で介護をしていると、心身共に疲れ果ててしまいます。
特に、この方は毎日夜中2時間ごとにトイレ介助を行っており、慢性的な不眠もありました。
気持ちだけで介護を続けることは大変だったと思われます。
介護する方が心身ともに健康であるからこそ、「良い介護」ができると思っています。
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