介護後の燃え尽き症候群60代 女性 古賀市
来院までの経緯
5年間におよぶ母親の介護を終えた後、脱力感、食欲不振、意欲低下に悩まされていました。
朝起きても身体に力が入らないので、午前中はほとんど横になっていました。食事は調子の悪い時は一口も食べれない状態が続き、体重も激減しました。
何もやる気が起きず、身の回りのことだけをなんとかこなしている状態でした。
内科、胃腸科、婦人科に受診するが、薬を服用すると脱力感がひどくなり服用中止。
「自律神経失調症」「薬が飲めなければ、処置のしようがない」と言われました。
「どうすればいいのか分からず、東洋医学に改善のとっかかりを求めて」当院に来院しました。
初回来院時のお悩み
・脱力感
・食欲不振
・足に力が入らないので転倒しそう
・介護前にしていた趣味を再開したい
・子供に心配をかけたくない
初回来院時の心身の評価
・心身ともに疲れており、典型的な燃え尽き症候群の特徴がみられました
・足元がふらつき、歩くのもおつらいご様子
・呼吸が浅い
・東洋医学の体質は「気虚タイプ」で、全身のエネルギーが不足していて、疲れやすい体質です
・「思い悩み」の感情が強く表れていました
鍼灸施術の経過
初回
「腸内環境の改善」と「自律神経調整」を目的とした施術を行いました。
おへその中心に箱灸を置いて、腹部全体をじんわり温めました。
手足に鍼をした後、全身の指圧をしました。特に、足の裏の指圧は刺激を強くしました。
次に、足の血流改善のため、ふくらはぎのオイルマッサージを行いました。
最後に、足のストレッチを行いました。
施術後、自律神経を整えるためのセルフケアをお伝えしました。
2~6回目(週1回の来院)
心身の状態は改善が見られましたが、身近な人に不幸があり、不眠が再度悪化しました。
また、治まっていためまいも再発し、「夜が怖い」という思いが強くなってきました。そのため、精神安定をサポートする鍼灸治療を増加し、心身のバランスを整えることに注力しました。
それでも、疲れている時には、「夫や娘に頼ってもいいかな」と思えるようになり、少しずつ周囲に対する頼り方が変わり始めました。
さらに、「最近は、周りからどう思われるかではなく、自分がどうしたいかを一番に考えるようにしている」とのことです。
7~10回目(週1回の来院)
しっかり足を上げて歩けるようになりました。
今までは食べ物を口の中に放り込んでいたが、味が分かるようになり体重も増えました。
脱力感がなくなり、朝から買い物に行けるようになりました。
「やりたい」という意欲が出てきて、趣味の手芸やダンスも再開しました。
現在
体調維持のため月2回のペースで来院。
介護をする前の生活に戻りつつあります。
【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
アクセス
JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台
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