大人の発達障害(ADHD・双極性障害)の鍼灸治療例

大人の発達障害(ADHD・双極性障害)の鍼灸治療例

30代 女性 福岡市


来院までの経緯
 

ADHDの特性があり、子供の頃から感情を抑えることができないので、周囲となじめずいじめに遭うこともありました。社会に出てからも仕事上で思い通りにいかないと、突発的に暴言をはいてトラブルになることもありました。

発達障害をコンプレックスに感じているため必死で仕事をしていましたが、忙しくパニックになると希死念慮が強くなり、自殺未遂をたびたび起こしていました。

医師から障害手帳の取得を勧められたが、「普通になりたい」という思いから拒否しました。

心療内科では、「双極性障害」「自律神経失調症」と診断されました。数年前に「パニック障害」と診断されました。

当院には、①自律神経の症状(全身のしびれ・不眠・頭痛など・めまいなど)を治したい、②心に余裕を持って生活したい、と​来られました。

 


初回来院時のお悩み
 

・不調を改善したい

・感情の浮き沈みが激しい

・心に余裕を持って生活したい

・薬を飲まずに眠りたい

・仕事の前日は「悪夢(仕事のトラブル)」をみて、朝起きると疲れている

 


初回来院時のお身体の状態
 

・口調は攻撃的で、焦りがあらわれていました

東洋医学の体質は「陰虚タイプ」で、ストレスや過労で全身の潤いが不足している体質

・抑え込んでいる感情として、「怒り」感情が強くでていました

 


鍼灸治療の経過
 

初回 

①「自律神経を整える」鍼灸治療をしました。

②「感情をコントロールする」セルフケアをお伝えしました。

③「生きづらさ」を感じているようなので、楽に考えることができるようにカウンセリングを行いました

 

2回~10回(週2回の来院) 

初回同様の鍼灸治療とカウンセリングをしました。

頭痛、生理痛が軽くなりました。

数日間、パニック発作が続きました。

仕事が忙しく、自殺未遂がありました。

「適応障害」と診断され、医師から休職するよう勧められましたが拒否しました。

 

11回~25回(週1回の来院) 

鍼灸治療とカウンセリングをしました。

1年以上食欲はありませんでしたが、おなかが空くようになって毎回食事を摂れるようになりました。

全身のしびれ、耳鳴り、めまいが改善されました

医師との相談の上、睡眠剤、安定剤の量が減りました。

「無理をしなくてもいい、休んでもいい」と考えれるようになりました。

会社には心身の不調のことを伝えて、配慮してもらえるようになりました。

 

26回~45回(週1回の来院)

鍼灸治療とカウンセリングをしました。

夢をみない日が増えてきて、薬を飲まなくても眠れるようになってきました。

全ての自律神経症状が改善されました。

以前は仕事上でトラブルがあると症状が悪化していましたが、今は頭の切り替えを意識するようになってきたのでそこまで体調を崩すことはなくなりました。

 

現在 

メンテナンスとして、月1、2回のペースで来院。

「普通にならなくてもいい、自分が楽しいと思って生きていきたい」と以前から興味があった職業に転職されました。

 

 

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