3ヶ月前から不眠、めまい、頭痛に悩まされ、病院では「自律神経失調症」と診断され、薬を服用し続けていました。
しかし、常に睡眠のことを考え、「夜が怖い」と感じるようになり、夕方にはめまいと頭痛がひどくなり、薬の効果も感じられなくなっていました。
さらに、「胃が痛く、何を食べてもおいしく感じない」といった辛い症状が続いています。
仕事や家庭、義母の介護、孫の世話、近所の高齢者の世話など、日々忙しい生活を送り、少しでもできないことがあると「自分はダメだ」と自分を責めてしまう日々を過ごしていました。
仕事に支障が出ることを避けるために毎日睡眠薬と鎮痛剤を飲み続けていましたが、もう薬を飲みたくないと強く感じ、「東洋医学の鍼灸を受けたい」と当院に来院されました。
・薬を飲まなくても眠れるようになりたい
薬を飲んで眠ることに対して不安を感じており、できるだけ薬を使わずに健康的な睡眠を取り戻したいという思いがありました。
・以前のようにごはんをおいしく食べたい
以前のように食事を楽しみ、栄養をしっかり摂ることができるようになりたいと考えていました。
・仕事でミスして周りに迷惑をかけたくない
完璧主義の傾向があり、仕事でミスをすることが、周囲に迷惑をかけることや自分を責めることにつながるのではないかと強い不安を抱えていました。
・理屈で自分の感情をコントロールしようとする傾向
「妻だから家事を完璧にすべき」「嫁だから義母の世話をすべき」「親だから娘のためにすべき」と、常に理屈で自分の感情を抑え込み、周囲の期待に応えようとする傾向がありました。このため、自分の本当の感情を感じることができず、無理に役割をこなすことに疲れていました。
・睡眠に対する強い恐怖と執着
睡眠に対する強い恐怖があり、「夜が来ること」を避けるかのような感情を抱いていました。寝ることへの執着があり、寝かしつけに対して過度に心配し、睡眠薬に頼らざるを得ない状態になっていました。
・他人からの評価が気になる
自分に対する過剰な自己批判と、他人からの評価を過剰に気にすることが顕著でした。これが心身のストレスとなり、さらに不安や緊張を引き起こしていました。
・東洋医学の体質:気滞タイプ
東洋医学の診断では「気滞タイプ」とされ、身体のエネルギーの巡りが滞っていて、疲れやすく、エネルギーの流れがスムーズでない体質でした。このため、精神的なストレスやプレッシャーが身体に影響を及ぼしやすく、心身のバランスを崩しやすい状態でした。
「嫁だから義母の世話をしなければならない」「妻だから家事を完璧にこなすべき」といった立場に縛られてしまうと、どうしても「完璧にしなければならない」というプレッシャーを感じ、自分を追い込んでしまいます。このような考え方が自律神経を乱す原因となります。
そこで、以下のポイントを重視して取り組みました
また、睡眠の質が低下すると全身に自律神経症状が現れやすくなります。
特に、睡眠に対する過剰な執着や恐怖が不眠を引き起こしていたため、それを取り除き、自律神経のバランスを整えることに重点を置きました。
①自律神経と女性ホルモンのバランスを整えるために鍼灸施術
②自分を苦しめる考え方を改善するカウンセリング
③眠れる身体にするために、生活習慣を改善するセルフケア
一度も起きることなく眠れる日が出てきました。
また、お腹がすぐに膨れることがあったものの、以前よりも「何か食べたい」と思えるようになりました。
仕事の前日だけ睡眠薬を服用するようになり、徐々に薬に頼る回数が減少しています。
さらに、頭痛があっても鎮痛剤に頼らず我慢できるようになりました。身体が自然に痛みをコントロールできるようになり、心身ともに改善が見られています。
心身の状態は改善が見られましたが、身近な人に不幸があり、不眠が再度悪化しました。
また、治まっていためまいも再発し、「夜が怖い」という思いが強くなってきました。そのため、精神安定をサポートする鍼灸治療を増加し、心身のバランスを整えることに注力しました。
それでも、疲れている時には、「夫や娘に頼ってもいいかな」と思えるようになり、少しずつ周囲に対する頼り方が変わり始めました。
さらに、「最近は、周りからどう思われるかではなく、自分がどうしたいかを一番に考えるようにしている」とのことです。自分自身の気持ちを大切にする意識が育ってきたように思えます。
薬を飲まなくても眠れるようになりました。
寝つきの悪い日もありますが、「こんな日もある」と考えられるようになったとのことです。心に余裕が生まれ、睡眠に対する恐怖や過剰な不安が軽減されてきました。
また、胃腸の調子が良くなり、友達とランチを楽しめるようになったことは、心身の改善が確実に進んでいる証拠です。
以前は頼まれた仕事を全て引き受けていたが、今では「自分がやらなければならない」と思わず、断ったり他の人にお願いできるようになりました。自分の限界を知り、他者との協力を大切にするようになったといえます。
さらに、「1日の中で、睡眠について考えることは少なくなってきた」とのことから、睡眠の質や心身のバランスが着実に改善され、今後もさらに良くなっていくと思います。
「思った通りにできなくても、もう年だし、若いころのように動けなくても仕方ないよね」と考えられるようになったという前向きな変化は、心の安定と自己受容が深まった証です。
月に一回、メンテナンスとして来院されています。
「嫁だからではなくて、お義母さんのことが好きなのでお世話をしている」とおっしゃいました。義務感ではなく、愛情や自分の気持ちに基づいて行動できるようになったと思います。
以前のように「自分がやらなければならない」というプレッシャーから解放され、心の余裕が生まれた結果、周囲との関係もより良くなっていくと思います。
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