2カ月前から、訳わからず急に身体や気持ちに不快な症状が現れました。毎朝起きると吐き気により食欲はありませんでした。
1日に数回強い不安感に襲われ、肩から胸までぞわぞわして足の力が入らなくなりました。動悸は激しくなり手は震えがとまりませんでした。
身体が不調になるといつもネガティブなことや自己否定なことばかり考えていました。
「あれもこれもしなくては」と思うが身体が重くはかどらないので常にイライラしていました。
最初は単なる疲れと思っていましたが、病院に行っても異常が見つからず、当院に来れば少しは楽になるのではと思い、ご来院されました。
・不安感をなんとかして欲しい
・ネガティブな思考を追い払えない
・朝の吐き気や倦怠感を改善したい
・「仕事をしていない」「子供がいない」「自分には何もない」など自分の足りないとこばかりを話していました。
・自己否定感が強く、何かに焦っているご様子でした。
・東洋医学の体質は「陰虚タイプ」で、ストレスや過労で全身の潤いが不足している体質。
・抑え込んでいる感情として、「怒り」感情が強くでていました。
・「本当の自分が分からない」「自分の価値を見失っている」など自分のアイデンティティが揺らいでいるようにみえました。
■治療目的
自分の存在意義や役割、目標などを見失った状態を自己喪失(アイデンティティの危機)といいます。この方はまさに、生きる意味や自分の価値を見失っていました。
そこで、自己肯定感を高めて「今の自分でもいい」と思えるようになれることを治療目的としました。
➀「自己肯定感を高める」カウンセリングをしました。
②自律神経の症状で苦しんでいたので、「自律神経を整える」鍼灸治療をしました。
③「感情をコントロールする」セルフケアをお伝えしました
初回と同様の鍼灸治療とカウンセリングをしました。
朝の吐き気が少し和らいできて、食欲がでてきました。
夜、熟睡できるようになってききました。
不安感やイライラは残っており、情緒は不安定です。
頭が軽くなってきて、ネガティブなことを考えることが少なくなってきました。
朝から快調な日が増えてきて、動けるようになってきました。
新しいことをやってみたいが、「やれる」「どうかな」という気持ちでせめぎあっています。
自律神経の症状は消失しました。
少し不安なことがあってもプールで身体を動かせばすぐに消えるようになりました。
自分には何もないという考えに対して、「まあ、いいかな」と思えるようになり、落ち込むことはなくなりました。
英語の教師や通訳をしていた経験を活かして、翻訳の仕事ができるように通信講座で勉強中。
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