転職を機に半年前から、右胸に激しい痛みが出てきました。
不安な気持ちが強くなるほど、痛みは悪化しました。
ひどいときには、しゃがみ込んで動けないほどの激痛が半日続きました。
病院でMRIやCTの検査をするが異常は見つからず、痛みのため週に1~2回は会社を休んでいました。
「これ以上、職場に迷惑をかけたくない」とホームページを見て来院されました。
・激痛が半日続き、息を吸うのもつらい
・眠れない
・安心して仕事をしたい
・痛みに対して不安や恐怖が強くなるほど、痛みが悪化しました
・東洋医学的には「陰虚タイプ」で、ストレスで全身の潤いが不足している体質です
・考え方のクセとして、「何でも自分が悪い」「自分が頑張ればよい」と相手の責任まで背負ってしまう傾向がみられました
・自分に対する「怒り」の感情が強く表れていました
施術内容
①東洋医学では、気の流れが滞ったところに痛みや症状が現れると考えています。
②不安な気持ちが強く表れていましたので、
「精神安定」の鍼灸治療をしました。
痛みは感覚的でご自身でも正確に把握することは難しいので、痛みの状況を毎回詳細に報告していただきました。
週1回のペース
痛みのレベルが少し弱くなり、痛みが続く時間も短くなりました。
毎日鎮痛剤を飲んでいましたが、週2日に減りました。
自分自身に対するイライラが減ってきているそうです。
以前はひとりで仕事を抱えていましたが、最近は同僚にお願いできるようになりました。
週1回のペースで来院
痛みのレベルがさらに弱くなり、痛みが気にならない週もありました。
セルフケアで不安を軽減して、痛みのコントロールができるようになってきました。
1か月間休まずに、会社に出勤できました。
仕事に集中できるようになり、提案したアイデアが実際に商品化されたそうです。
2週間に1回のペースで来院
精神状態が身体に現れやすいので、体質改善の鍼灸治療を開始しました。
プライベートで大きな変化がありましたが、胸に痛みが出ることはありませんでした。
うまくいかないことがあっても、以前のように自分を否定することはなくなりました。
痛みは、「心の問題」という側面があります。
精神的に不安定になると、痛みを強く感じやすくなります。
痛みはあるのに病院で検査しても原因が分からないと、不安が高まり痛みも悪化します。
この方は、朝に少し痛みを感じて、「仕事に行けなくなったらどうしよう」と考えてしまうと、動けなくなるほどの激痛が襲ってきました。
痛みの治療だけでなく、心の健康も考える必要があります。
もしあなたが原因が分からない痛みで長年苦しんでおられましたら、心のケアをされてみてはいかがでしょうか。
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