「小さなミスをしてしまった。もう私の評価はどん底だ」 「褒められても、こんなの誰にでもできるちっぽけな事だ」 「他人の優れたところばかりが大きく見えて、自分が情けない」
もしあなたが今、このような劣等感や息苦しさを抱えているなら、慢性的な肩こりや、胸が締め付けられるような自律神経の不調は、「失敗を拡大し、成功を縮小する」という心のクセが原因かもしれません。
今回は、心理学の視点から「拡大解釈と過小評価」がどう体を萎縮させるのかをお話しします。
「双眼鏡を逆から覗く」ような考え方のクセ
心理学や認知行動療法では、自分の欠点や失敗を虫眼鏡で見たように大げさに捉え、逆に自分の長所や成功を、双眼鏡を逆から覗いたように小さく無価値に見積もってしまうことを「拡大解釈と過小評価」と呼びます。
謙虚で自分に厳しい方ほど、自分がしでかしたミスは「取り返しのつかない大惨事」として心に刻み込みます。一方で、自分が成し遂げた立派な成果には「これくらい普通だ」「大したことない」と全く評価を与えません。
常に「自分はちっぽけでダメな存在だ」と過小評価し続けることで、どれだけ努力しても心が満たされることはなく、深い自己否定のループに陥ってしまうのです。
「自分はちっぽけだ」という思い込みが、自律神経を萎縮させる
では、なぜこの「拡大解釈と過小評価」が自律神経の不調を引き起こすのでしょうか。
自分の失敗が巨大な脅威に見えている時、脳は「私は今、とてつもないピンチに立たされている」と錯覚し、交感神経(活動モード)のサイレンを鳴らし続けます。一方で、成功体験を小さく見積もるため、脳には「よくやった、もう休んでいいよ」という安心のサイン(副交感神経への切り替え)がいつまで経っても送られません。
「自分はなんてダメなんだ」と萎縮している時、人の体は無意識に身をすくめ、肩を内側に入れて丸くなります。あなたの息苦しさや、背中が板のように張る症状は、「姿勢が悪いから」ではありません。
自分をちっぽけな存在だと責め続け、心と体が防衛反応で限界まで縮こまってしまった必然的な結果なのです。
心のレンズを調整し、等身大の自分を取り戻す場所
「もっと自分を正当に評価しよう」。そう頭では分かっていても、長年歪んでしまった心のレンズは、1人ではなかなかピントを合わせられません。
当院では、萎縮して丸くなった心と体を、優しく「等身大」へと広げていくサポートを行っています。
心理カウンセリングで「等身大の自分」を見つける
神戸大学大学院で心理学を修めた院長が、約100分の初回枠で丁寧なカウンセリングを行います。
あなたが怖いと思い込んでいる「失敗」を本来のサイズに戻し、ちっぽけだと思い込んでいる「あなたの価値」をしっかりとすくい上げる作業です。「大きくも小さくもない、ありのままの私でいいんだ(自己受容)」と、歪んだレンズを外すことができるようにサポートします。
鍼灸施術で「縮こまった体」を大きく広げる
自分を過小評価している方は、自信のなさから胸が閉じ、呼吸が極端に浅くなっています。
自律神経専門の鍼灸で、この内側に向かって縮こまった筋肉と神経の緊張を強制的に緩め(副交感神経を優位にし)、胸をふわりと開いていきます。体にたっぷりと酸素が入り、姿勢が伸びやかになると、不思議と「私、そんなにちっぽけな存在じゃないかも」と心も堂々と落ち着いてくるのです。
「もう、自分のダメなところばかりを虫眼鏡で見るのは疲れた」 もし少しでもそう思われたなら、いつでも当院にご相談ください。
>>当院の自律神経失調症へのアプローチと改善事例はこちら
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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
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