「9つ褒められても、たった1つの注意されたことばかり気になってしまう」 「楽しかったはずの1日なのに、寝る前は失敗した場面ばかりが頭に浮かぶ」 「自分のダメなところばかりが、どうしても目に飛び込んでくる」
もしあなたが今、このような息苦しさを抱えているなら、慢性的な頭痛や目の奥の痛みといった自律神経の不調は、「悪い部分だけをすくい取る」という心のクセが限界を知らせるサインかもしれません。
今回は、心理学の視点から「心のフィルター」がどう体を緊張させるのかをお話しします。
「暗い部分だけをすくい取る」という考え方のクセ
心理学や認知行動療法では、全体を見れば良いこともたくさんあるのに、たった1つの良くない出来事ばかりに焦点を当ててしまうことを「心のフィルター(選択的抽出)」と呼びます。
これは例えるなら、コップ一杯の澄んだ水に、たった1滴の黒いインクを落として「ああ、もうこの水は真っ黒で飲めない」と絶望してしまうような状態です。 真面目で向上心が強い方ほど、無意識に「自分のダメなところを見つける専用のメガネ」をかけて日常を過ごしてしまいます。
その結果、どれだけ頑張っても自分に合格点を出せず、「私なんてダメだ」と自己否定の黒いインクで心全体を染め上げてしまうのです。
ネガティブ情報の濁流が、自律神経を疲弊させる
では、なぜこの「心のフィルター」が自律神経の不調を引き起こすのでしょうか。
悪い部分ばかりを見つめ続けている時、脳にはネガティブな情報だけが濁流のように流れ込みます。「こんなミスをした」「あそこもダメだった」と脳が常に反省と警戒を繰り返すため、交感神経(活動モード)が休まる暇がありません。
特に、1つのことを凝視し思い悩むクセは、目や首、頭の筋肉をガチガチに緊張させます。あなたの頭痛や首の重だるさは、「スマホの見すぎ」だけが原因ではありません。暗い部分ばかりを凝視し続け、心と体が限界まで力んでしまった必然的な結果なのです。
狭くなった視界を広げ、心と体をゆるめる場所
「もっと良いところに目を向けなきゃ」。そう分かっていても、長年かけ続けた心のメガネは、1人ではなかなか外せません。当院では、1つの失敗に囚われてガチガチになった心と体を、優しく広げるサポートを行っています。
心理カウンセリングで「澄んだ水」を一緒に見つける
神戸大学大学院で心理学を修めた院長が、約100分の初回枠で丁寧なカウンセリングを行います。
あなたが黒いインクだと思い込んでいる出来事を一緒に紐解き、実はまだコップに残っている「澄んだ水(あなたの良いところ・できているところ)」を一緒に見つけていく作業です。「ダメなところがあっても大丈夫(自己受容)」と、視界を広げることができるようサポートします。
鍼灸施術で「凝視して固まった体」をほどく
悪いことばかりを考えている時、人は眉間にシワを寄せ、呼吸が浅くなっています。
自律神経専門の鍼灸で、首から頭にかけての強い緊張を強制的に緩め(副交感神経を優位にし)、強ばった筋肉をほどいていきます。体の緊張が解けて呼吸が深くなると、不思議と心に余裕が生まれ、広い視野を取り戻しやすくなるのです。
「もう、自分のダメなところばかり探すのは疲れた」 もし少しでもそう思われたなら、いつでも当院にご相談ください。
>>当院の自律神経失調症へのアプローチと改善事例はこちら
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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
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JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台