「こんなに不安を感じるのだから、絶対に失敗するに違いない」 「強い罪悪感があるから、私が悪いことをしたに決まっている」 「絶望的な気分だから、私の問題は一生解決しないんだ」
もしあなたが今、このような激しい感情の波に飲み込まれ、身動きが取れなくなっているなら、胸の奥がギュッと詰まるような苦しさや慢性的な疲労感は、「自分の感情を事実だと思い込む」という心のクセが原因かもしれません。今回は、心理学の視点から「感情的決めつけ」がどう体を疲弊させるのかをお話しします。
「自分の感情=真実」と思い込む考え方のクセ
心理学や認知行動療法では、その時の気分や感情を、そのまま客観的な事実や真実であると思い込んでしまうことを「感情的決めつけ」と呼びます。
感受性が豊かで真面目な方ほど、ネガティブな感情に包まれた時、「私がこんなに『ダメな気分』なのだから、私は本当に『ダメな人間』に違いない」と結論づけてしまいます。
しかし、感情はただのお天気のようなものであり、事実ではありません。「不安」を感じているからといって、実際に危険が迫っているわけではないのです。それなのに、自分の「気分」だけで自分自身を厳しく裁き続けることで、深い自己否定のループから抜け出せなくなってしまいます。
感情の嵐が、自律神経をフリーズさせる
では、なぜこの「感情的決めつけ」が自律神経の不調を引き起こすのでしょうか。
「不安だ、怖い」という感情が湧いた時、それを「今、本当に危険な事実が起きている」と脳が誤認すると、交感神経(活動モード)が過剰に働き、心臓をバクバクさせます。
さらに、絶望感や無力感を「もう終わりだという事実」として受け取ると、今度は体が身を守るためにエネルギーを遮断し、フリーズ(硬直)状態に陥ります。
激しい感情の嵐に24時間さらされ続ければ、胸が息苦しくなったり、全身がこわばって動けなくなったりするのは当然です。あなたの不調は、「感情をコントロールできないから」ではありません。
湧き上がる感情をすべて「重い真実」として真正面から受け止め続け、心身が限界を迎えた必然的な結果なのです。
感情と事実を切り離し、静かな海を取り戻す場所
「感情に振り回されないようにしよう」。そう頭では分かっていても、荒れ狂う心の波は、1人ではなかなか鎮められません。
当院では、感情の嵐に飲み込まれて呼吸が浅くなった心と体を、静かで穏やかな状態へと導くサポートを行っています。
心理カウンセリングで「感情と事実」を切り離す
神戸大学大学院で心理学を修めた院長が、約100分の初回枠で丁寧なカウンセリングを行います。
まずは「不安を感じていること」自体を否定せずに受け止め(自己受容)、その上で「でも、それが現実のあなたをダメにするわけじゃない」と、感情と事実の境界線を引いていく作業です。自分の感情を少し離れた場所から眺められるようサポートします。
鍼灸施術で「胸のつかえ」をスッと下ろす
感情を飲み込み、それに耐え続けている方は、東洋医学でいう「気」が胸や喉の奥にギュッと詰まり、呼吸が極端に浅くなっています。
自律神経専門の鍼灸で、この胸まわりの強い緊張を強制的に緩め(副交感神経を優位にし)、深く息を吐き出せる体へと導きます。体がリラックスして胸のつかえが取れると、不思議と「まあ、ただ不安な気分なだけだよね」と、感情の嵐もスッと静まるのです。
「もう、自分の感情に振り回されて生きるのは疲れた」 もし少しでもそう思われたなら、いつでも当院にご相談ください。
>>当院の自律神経失調症へのアプローチと改善事例はこちら
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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
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