突然、顔の半分が動かなくなり、外見が変わってしまったショックから、「顔が歪んでしまった私は、もう人間として欠陥品だ」「人前に出られない私は、社会の落伍者だ」と、自分自身に決定的な名前をつけて絶望していませんか?
心理学では、たった1つの出来事や現在の状態だけを根拠にして、自分の人格すべてを否定するような名前を自分につけてしまうことを「レッテル貼り」と呼びます。顔面神経麻痺の苦しみを深め、治療への意欲を奪ってしまう考え方のクセです。
病気という「状態」を「自分の存在価値」にすり替える
この極端な自己否定は、顔面神経麻痺を発症する前からあなたの中に潜んでいたのかもしれません。仕事で1つミスをしただけで「私は無能だ」と決めつけ、必死に周囲に追いつこうと過剰なストレスを抱え込んでいませんでしたか?
限界を超えたストレスで免疫力が落ち、顔面神経麻痺を発症すると、今度は「病気になったこと(状態)」を「私はダメな人間だ(存在そのもの)」とすり替えて思い込んでしまいます。
一度「私は欠陥人間だ」というレッテルを自分に貼り付けてしまうと、過去にどれだけ頑張ってきた実績があっても、ご自身の中でそれを認めることが難しくなってしまいます。
絶望が交感神経を緊張させ、回復のリスクを高める
「どうせ私は欠陥人間なのだから、治療したって意味がない」。 自分を諦めてしまうと、周囲のサポートも拒絶しがちになります。さらに、「私はダメな人間だ」と自分を責め続けている間、脳は強烈なストレスを感じて交感神経を興奮させます。
身体が常に緊張して硬直するため、顔面の血管は収縮し、神経の修復に必要な酸素と栄養が届きにくくなります。レッテル貼りは、心の気力を奪うだけでなく、身体の回復を大きく妨げるリスクを高めてしまうのです。
解剖学の視点で「病気」と「あなた」を切り離す
「そんな自分を卑下しないで」という慰めの言葉は、分厚いレッテルを貼ってしまった心には届きにくいものです。
当院では、日本顔面神経学会のガイドラインや解剖学の確かな知識に基づき、「あなたがダメな人間なのではなく、顔面神経という物理的な器官がウイルスによって炎症を起こし、一時的に信号が伝わりにくくなっているだけだ」という事実を、丁寧な検査とともにお伝えします。
麻痺しているのは「神経」であって、あなたの「人格」ではありません。解剖学的な事実を知ることで、病気と本来のあなたを少しずつ切り離していくサポートをいたします。
東洋医学で「絶望で固まった体」にエネルギーを巡らせる
自分に「ダメな人間だ」とレッテルを貼って絶望している時、姿勢は極端に丸まり、全身の血流が滞って体が冷えやすくなります。この状態が、さらにネガティブな思考を強化してしまいます。
当院の自律神経専門の鍼灸では、このエネルギーが滞ってしまった身体に、東洋医学の気血の巡りを用いて、お灸の深い温かさと鍼の優しい刺激でアプローチしていきます。 芯から体が温まり、丸まっていた胸が開いて深い呼吸ができるようになると、身体の底から「あ、まだ私の中には良くなろうとする力が残っている」という感覚が芽生えます。
身体が活力を取り戻すことで、少しずつ「今の自分、そのままでいい」と、心もレッテルを手放しやすくなるのです。
「自分なんて生きている価値がない」と絶望の淵にいる時は、どうか一人で抱え込まずに、当院へその苦しみを預けてください。
当院の施術例
「顔を見られたくない」1年以上残る顔面神経麻痺の後遺症
30代 女性 福岡市
「顔を見られたくない」と眼鏡やアイプチで必死に隠す日々に。病院の治療後も長引く顔面神経麻痺の後遺症でご相談に来られました。
帯状疱疹後に3度目の顔面神経麻痺。柳原法8点からの鍼灸施術例
60代 女性 福津市
帯状疱疹後に3度目の顔面神経麻痺を発症。医師から「回復は未知数」と宣告され、退院後も後遺症に変化が見られない状態でご来院されました。
顔面神経麻痺の状態をチェックしてみませんか
【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
アクセス
JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台