顔面神経麻痺の治療中、ご家族から「前より自然になってきたね」と励まされても、「哀れに思って気を遣っているだけだ」と悲しくなりませんか?
医師から「順調に回復していますよ」と言われても、「私を安心させるための嘘に違いない」と疑ってしまいませんか?
心理学では、誰かの優しさや良い出来事に対してさえ、無理やり悪い意味にすり替えてしまうことを「マイナス化思考(マイナス思考)」と呼びます。顔面神経麻痺の方から「安心」と「希望」を奪い取り、孤独を深めてしまう考え方のクセです。
良いことすらプレッシャーに変え、免疫力を落とす要因に
このマイナス化思考は、発症前のあなたを深く疲弊させていた要因でもあります。職場でサポートを受けても「私の能力が低いから迷惑をかけている」、評価されても「もっと過酷な要求をされる前触れだ」と、あらゆる出来事をプレッシャーに変換してきませんでしたか?
常に最悪の裏を読み続けるため、脳と自律神経は休まる暇がなく、極度のストレスから免疫力が大きく低下し、ウイルスの再活性化(顔面神経麻痺の発症)を招く引き金となり得るのです。
励ましを弾き返し、顔の緊張を強めてしまうリスク
発症後、このクセは「どうせ治らない」「誰も本当の苦しみを分かってくれない」という強烈なバリアに変わります。
周囲のサポートや回復の兆しを「気休めだ」と否定し続けると、心は常に孤立し、交感神経(緊張の神経)が過剰に働きやすくなります。すると、顔まわりの血管が収縮し、顔面神経の修復に必要な血流が著しく低下してしまいます。自ら回復のエネルギーを阻害し、回復を遅らせるリスクを高めてしまうのです。
解剖学の知識で「否定できない回復の事実」を提示する
「気休め」だと疑ってしまう心には、言葉だけの励ましは逆効果になることがあります。
当院では、日本顔面神経学会の診療ガイドラインと解剖学の深い知識に基づき、患者様ご自身では気づきにくい「微細な回復のサイン」を正確に拾い上げます。
「初回は動かなかった『前頭筋(おでこの筋肉)』に、今日は微細な収縮が起きていますよ」「口を動かす『口輪筋』のこわばりが取れて、本来の柔らかさに戻ってきていますよ」と、具体的な筋肉の状態を挙げながら、身体に起きている客観的な事実を丁寧にお伝えします。
言葉だけでなく、解剖学に基づく身体の確かな変化を共有することで、「本当に治ってきているのかもしれない」と、マイナス化思考の強固なバリアが少しずつ和らいでいきます。
東洋医学で「疑い続ける忙しい脳」を静ませる
マイナス化思考が強い方は、ベッドで横になっている時も「どうせ治らない」「申し訳ない」と、脳内がネガティブな思考で休まらず、身体はずっとこわばっています。
当院の自律神経専門の鍼灸では、東洋医学の視点から全身の気血の巡りを整え、この頭の中の忙しさを落ち着かせるサポートを行います。手足や首まわりに心地よいお灸や鍼を施し、身体が芯から温まると、脳は「心地よい」という感覚に集中しやすくなります。
「今はただ、この心地よさを受け取っていいんだ」という身体的な安心感が、マイナス思考の連鎖を断ち切り、神経が回復するための大切な土台となるのです。
「何を言われても素直に喜べない」と苦しい時は、専門家である当院にそのお悩みを預けてみませんか。
>>当院の顔面神経麻痺へのアプローチと改善事例はこちら
・【症例】3回繰り返した顔面神経麻痺への鍼灸施術と改善のプロセス
・【症例】1年以上経過した顔面神経麻痺への鍼灸施術と改善のプロセス
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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
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