「うつ病で休職してしまったから、私の人生はもう終わりだ」 「家事を100%こなせない自分には、生きている価値がない」
このように、物事を「100か0か」「成功か完全な失敗か」という極端な2択でしか捉えられなくなっていませんか?
心理学ではこれを「全か無かの思考(白黒思考)」と呼びます。うつ病を重症化させ、回復を遅らせてしまう代表的な【考え方のクセ】の1つです。
うつ病をさらに深くする過酷な自己否定
うつ病になると、脳のエネルギーが極端に低下し、物事を柔軟に考える余裕が失われます。その結果、複雑な現実を処理できなくなり、最も単純な「白か黒か」という極端な思考に陥りやすくなるのです。
健康な時であれば「今日は70点できたから良しとしよう」と思えたことでも、うつ状態の時は「100点じゃないから自分はダメな人間だ」と、強烈な自己否定に直結してしまいます。
この過酷な自分へのダメ出しが、さらに心のエネルギーを奪い、深い暗闇から抜け出せなくなってしまうのです。
「病気になった自分」すら許せない苦しみ
真面目で責任感の強い人ほど、「うつ病になってしまった自分」を許せず、白黒思考によって「健康で完璧に働ける自分(白)」以外はすべて「無価値(黒)」だと判断してしまいます。
しかし、人間の心と体は機械ではありません。不調になることもあれば、休まなければならない時期も必ずあります。
グレーゾーン(あいまいさ)を許容できない状態は、常に心に刃を突きつけているのと同じであり、自律神経の交感神経を異常に高ぶらせて睡眠や休息を妨げてしまいます。
「グレーの自分」を許容していく心理カウンセリング
当院では、患者様に「もっと肩の力を抜きましょう」と安易にアドバイスすることはありません。完璧主義を手放せないのには、これまでの人生で必死に頑張ってきた背景があるからです。
神戸大学大学院で心理学を修めた鍼灸師が、まずはその「完璧でなければならない」という強い思いを一切否定せずに受け止めます。その上で、深い対話を通じて、「白と黒の間にある、グレーな自分でも生きていける」という、しなやかな視点を一緒に見つけていくサポートを行います。
鍼灸で「休むことへの罪悪感」から体を解放する
白黒思考で自分を責め続けている時、体は常に「戦わなければならない」と極度に緊張し、背中や首の筋肉は石のように硬くなっています。
当院では、自律神経専門の鍼灸によって、この頑固な体の緊張を物理的に解きほぐしていきます。心地よいお灸や鍼の刺激で副交感神経が優位になると、体は強制的に「お休みモード」に入ります。
「今はこうして体を休めてもいいんだ」という身体的な安心感を得ることが、完璧主義の呪縛から心を解放する一番の近道なのです。
「休むこと=悪」という思い込みで苦しい時は、一人で抱え込まずに豊田治療院にご相談ください。
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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
アクセス
JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台