「職場でサポートしてもらっても『私のせいで迷惑をかけている』と自分を責めてしまう」 「家族が美味しいご飯を作ってくれても『こんなダメな私のために申し訳ない』と罪悪感で胸がいっぱいになる」
うつ病で苦しんでいる時、誰かの優しさや、うまくいった出来事に対してさえ、素直に喜べなくなっていませんか?
心理学ではこれを「マイナス化思考(マイナス思考)」と呼びます。良い出来事すらも、瞬時に悪い意味へとすり替えてしまう、うつ病の方を深く苦しめる考え方のクセです。
良いことすら毒に変えてしまう、うつ病の脳
「心のフィルター」が【良いことを見落とす】クセだとすれば、この「マイナス化思考」は【良いことや中立な出来事すら、無理やり悪いことにすり替えてしまう】さらに苦しい状態です。
うつ病により脳のエネルギーが枯渇し、自己肯定感が極端に低下していると、「自分に良いことが起きるはずがない」「自分は優しくされる価値がない」と深く思い込んでしまいます。
そのため、誰かの褒め言葉や成功体験すらも「裏があるに違いない」「気を遣わせているだけだ」とネガティブに変換し、自らを傷つける刃にしてしまうのです。
「申し訳ない」という罪悪感が回復のエネルギーを奪う
この思考のクセが恐ろしいのは、周囲の温かいサポートや治療の成果すらも、「申し訳ない」「自分は負担をかけている」という強烈な罪悪感に変えてしまう点です。
うつ病の回復には、周囲の助けを受け入れ、安心して休むことが不可欠です。しかし、マイナス化思考が働いていると、休めば休むほど「周りに迷惑をかけている」と自分を責め立て、交感神経(緊張の神経)を刺激して心身を疲弊させてしまいます。これでは、いつまで経っても回復に向かうためのエネルギーが蓄積されません。
無理にポジティブに変換しない、受容のカウンセリング
「もっと素直に受け取ればいいのに」「ひねくれないで」。そんな周囲の言葉は、マイナス化思考で苦しむ方にとって最も辛い刃となります。
当院では、神戸大学大学院で心理学を修めた院長が、まずは「今はすべてがマイナスに見えてしまうほど、心が疲れ切っているのですね」と、ありのままのあなたを深く受容します。
無理にプラス思考に切り替えようとするのではなく、マイナスに変換してしまうその奥にある「本当は役に立ちたい」「見捨てられたくない」という切実な悲しみに寄り添い、少しずつ心のこわばりを解きほぐしていきます。
鍼灸で「頭の中の忙しさ」を鎮め、安心の土台を作る
マイナス化思考が強い方は、ベッドで横になっている間も頭の中は自責の念でグルグルと忙しく働き、体は常に緊張状態にあります。休んでいるつもりでも、脳も体も全く休まっていません。
当院の自律神経専門の鍼灸では、この「頭の中の忙しさ」を鎮め、強制的に脳を休ませるアプローチを行います。首から頭部にかけての血流を促し、心地よいお灸で体を温めることで、「何も考えずにただ温かさを感じる」という究極のリラックス状態を意図的に作り出します。
「今はただ、この心地よさを受け取っていいんだ」という身体的な安心感が、マイナス思考の苦しい連鎖を断ち切る強力な土台となるのです。
「何をしても自分を責めてしまう」と苦しい時は、専門家である当院にそのお悩みを預けてみませんか。
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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)
【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師
【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)
【認定資格・終了】
・介護予防指導士
・医療リンパドレナージセラピスト
・感覚統合入門講習会応用コース修了
【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会
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JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台