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努力を無価値と感じる…うつ病を長引かせる「拡大解釈と過小評価」

「今日1日寝込んでしまった。これで今までの治療の努力がすべて水の泡になった」 「なんとか起き上がって家事を少しできたけれど、こんなの誰でもやっている当たり前のことだ。全く褒められることじゃない」

うつ病で療養している時、自分の小さな失敗は「取り返しのつかない大事件」のように感じられ、逆に自分が頑張ってできたことは「取るに足らないちっぽけなこと」に見えてしまいませんか?

心理学では、このように物事の重大さを極端に歪めて捉えてしまうことを「拡大解釈と過小評価」と呼びます。うつ病の回復期において、自己肯定感を容赦なく削り取っていく非常に苦しい考え方のクセです。

自分を覗き込む「壊れた双眼鏡」

この認知の歪みは、まるで「壊れた双眼鏡」を覗き込んでいるような状態です。 自分の失敗や不安なことを見る時は、双眼鏡を正しい向きで覗き込み、現実の何十倍にも「拡大」して巨大な恐怖として感じ取ります。

一方で、自分の小さな成功や努力を見る時は、双眼鏡を逆から覗き込み、はるか遠くの小さな出来事のように「過小評価」してしまうのです。

うつ病により脳のエネルギーが枯渇していると、自分を守るための防衛本能が裏目に出ます。危険(失敗)を過大に見積もることで警戒を強め、逆に「できたこと」を認めて油断するのを防ごうとするため、この壊れた双眼鏡を手放せなくなってしまいます。

「できている自分」を消去してしまう絶望のループ

この歪みが恐ろしいのは、どんなに治療を頑張って少しずつ回復していても、その進歩を自分自身で「無価値なもの」として消去してしまう点です。

「今日は5分だけ散歩に行けた」という素晴らしい一歩も、「たった5分しか歩けないなんて、私はなんてダメなんだ」とすり替えてしまいます。

いくら努力しても決して自分に合格点を出せないため、心はずっと飢餓状態のままで、やがて「もうこれ以上頑張れない」という深い絶望と無気力に陥ってしまうのです。

「等身大の事実」を測り直す、丁寧な心理カウンセリング

「もっと自分を褒めてあげて」「十分に頑張っているよ」という言葉は、過小評価のクセが強い方には「慰めで言われているだけだ」と弾かれてしまいます。

当院では、心理学を深く修めた院長が、まずはあなたのその「自分なんてちっとも頑張れていない」という虚無感を否定せずに受け止めます。その上で、心理療法の専門的な視点から、あなたが覗き込んでいる「壊れた双眼鏡」を一緒に下ろす作業を行います。

「5分歩けたことは、昨日の0分と比べて確実な進歩ではないか?」と、事実を拡大も縮小もせずに「等身大のまま正確に測り直す(客観視する)」サポートを丁寧に行い、自責のループから抜け出す道筋を作ります。

鍼灸で「感覚のバグ」を修正し、自己受容の器を育む

自分の失敗を巨大なものとして感じている時、体は常に「大事件が起きている」と錯覚し、交感神経を限界まで興奮させています。逆に、できたことを喜べない状態は、心身に「ご褒美(安心感)」が全く与えられず、エネルギーが枯渇していく一方です。

当院の自律神経専門の鍼灸では、この極端に過敏になった身体の「感覚のバグ」を、鍼とお灸の優しい刺激で正常な状態へとリセットしていきます。身体の過度な緊張が解け、副交感神経が優位になって「ホッとする」という感覚を取り戻すと、不思議と心も現実を等身大で受け止められるようになります。

「少しだけできた」という事実を、身体の安心感とともに静かに受け入れる(自己受容の器を育む)ことで、うつ病回復への確かな土台が作られるのです。

「どんなに頑張っても自分が許せない」と苦しい時は、等身大のあなたを受け止める当院にご相談ください。

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【このページの作成者】

豊田英一(とよだえいいち)

【国家資格】
・はり師
・きゅう師
・あんまマッサージ指圧師

【学歴】
・神戸大学大学院修士課程修了(心理学専攻)

【認定資格・終了】
介護予防指導士
医療リンパドレナージセラピスト
感覚統合入門講習会応用コース修了

【所属団体】
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
公益社団法人 福岡県鍼灸マッサージ師会 

アクセス

JR福間駅から徒歩15分 駐車場:有り 2台

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