【よくみられるケース】
◆片づけることが苦手なため、掃除がはかどらない
◆段取りを考えるのが不得意で、ひどく時間がかかってしまう
◆家事に手をつけようと思っても、重い腰が上がらない
【解説】段取りを考えられず、時間がかかりすぎてしまう
ADHDの特性がある人は、物事の優先順位を組み立てることができないために、段取りの必要な作業が苦手です。
また、複数の作業を並行して行うことも不得意なため、洗濯しながら掃除をするというふうに、「有効な時間活用」ができず、すべての家事を終わらせるのに、ひどく時間がかかってしまうのです。
また、忘れっぽさがあるために、洗濯物を干し忘れたり、料理するはずだった献立を一品作り忘れたりといった失敗を起こしやすいです。
このほか、苦手な作業にはサッと取りかかることができず、ぐずぐずして無駄に時間を費やしてしまったりします。
【改善方法①】
◆「やることリスト」でやり忘れを防ぐ
今日こなすべき家事をリストアップして、終わったらチェックしていきます。
時間のかかる家事の場合、合間に別の用事を入れてしまうと、先にやっていた家事を忘れてしまいやすくなるため、洗濯が終わったあとにアラームが鳴るようにしたり、鍋を火にかけたらキッチンタイマーをセットしたりと工夫するとよいでしょう。
【改善方法②】
◆全部自分で背負わず、家族で分担する
不得意な家事を全部自分ひとりでこなそうとするのではなく、家族に協力を求め、分担性にすることをおすすめします。
それぞれの得意分野を担い合うことが理想です。
たとえ失敗しても、お互いに許しあうこと、カバーし合うことが大切です。他者に寛容になることで、自分のミスも大目にみてもらえます。
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