【よくみられるケース】
◆子どもが言うことを聞かないので、つい怒りが爆発してしまう
◆子どもの話を聞かず、自分の意見を押しつけてしまう
◆子どものために、自分の時間を奪われたくないと思ってしまう
【解説】理性的でない相手に振り回されてしまう
発達障害の特性がある人は、自分自身も「大人」になりきれていない一面があります。
そうした人が、本当に未熟な子どもを相手にするのですから、うまくいかないのはある意味当然といえるのかもしれません。
子どもは理性的な態度をとらないため、「注意しても言うことをきかない」、「指示したことをやらない」という繰り返しの中で、いらだちも多くなり、怒りがおさえられなくなることもあるでしょう。
ただし、叱ってばかりいると、子どもの自己肯定感を損ないかねず、心理的な問題を抱えるおそれがあります。
また、発達障害には家族性があるものがあります。
子どもの特性が自分と似ていると思ったら、子どものつまづきや困り感を受け止めてあげて、「よき理解者」になることが求められます。
【改善方法①】
◆子どもの言い分をまず聞いてみる
子どもが親の思い通りに行動しないのは普通のことであり、そのことでストレスに感じないようにしましょう。
子どもに伝える時も、叱り口調ではなく、穏やかに話すことが大切です。
「〇〇しなさい」ではなく、まず、子どもの言い分に耳を傾けましょう。
子ども自身も話を聞いてもらえることで、反発が抑制されます。
例
◯ 言われたことをやろうね
✖️なんで言われたことをすぐにやらないの!
【改善方法②】
◆「ありがとう」「ごめん」が言える親子関係に
親は子どもを支配する立場にあるのではなく、「見守り役」であることを再認識しましょう。
子どもには、ある程度は自由に行動させて、極端に軌道を外れそうになったときだけ注意することが大切です。
また、人間としてお互いは対等であるという感覚を持っておくことも重要です。
「ありがとう」「ごめん」が言える関係性を保つことができれば、壁にぶつかても乗り越えられます。
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