【よくみられるケース】
◆夜遅い時間に、人通りの少ない道を歩いてしまう
◆訪問者に対し、不用意に玄関のドアを開けてしまう
◆日中、外から見える場所に下着などを干しっぱなしにしてしまう
【解説】警戒心に乏しく、危険に備えられない
発達障害の特性がある人は注意力や警戒心が弱く、防犯意識も低くなりがちです。
女性の場合はとくに、犯罪に巻き込まれるおそれがあるため注意が必要です。
1人暮らしのケースでは、さらに高い防犯意識が必要です。
夜、人通りのない暗い道を歩いていても、「危ない」という感覚がもてず、追いかけられたりして初めて身の危険を感じる人もいます。
また、1人で夜道を歩いたり、周囲を警戒せずにエレベーターに乗ったりといった不用心さを日頃からマークされてしまい、タイミングを狙われて犯罪に巻き込まれることもあるので注意を要します。
【改善方法①】
◆防犯のルールをしっかり守る
家族や友達に相談し、安全のために、最低限で守るべき防犯のルールを覚えておくことが大切です。
例
・夜間、人通りの少ない道を歩かない(遅くなった時はタクシーなどを利用する)
・エレベーターに乗る時、帰宅時に玄関を開ける時、周囲に不審者がいないか確認する
・訪問者にはインターホンで対応し、すぐにドアを開けない
など
【改善方法②】
◆女性の一人暮らしと知られないように
女性の一人暮らしであることを、人に知られないように気をつけます。
外出時に洗濯物を干す場合は室内に干し、カーテンも閉めておきます。
また、表札やポストに掲示する名前は、女性とわかるフルネームではなく名字にします。
このほか、帰宅が夜遅くなるときには、玄関か部屋に明かりをつけておき、同居人がいるようにみせかけるなどの工夫が大切です。
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