【よくみられるケース】
①どんな通勤服を着たらよいのかわからない
②同僚から「服のセンスがおかしい」と言われた
③店員とコミュニケーションとるのが嫌で買い物ができない
【解説】他人が自分の服装をどう思うか想像できない
自閉スペクトラム症の特性のある人になかには、場面に応じた服装がどうあるべきか、人が自分を見た時にどう感じるかを想像することが苦手な人もいます。
もともと「おしゃれをしたい」といった願望がなく、ファッションへのこだわりがな人もいます。
また、感覚過敏があるケースでは、TPOや見た目よりも着心地を最優先して、衣服を選んでしまうこともあります。
店に洋服を買いに行くと、店員とコミュニケーションをとらなければならず、それが苦痛でショッピングに行けない人もいます。
自分で考えても適切な服装が思い浮かばない時は、友人や店員の意見、雑誌に載っている服装を参考にするのもいいです。
【改善方法】
◆コーディネートのパターンを決めて、そのつど考えなくて済むようにしておく
週末に1週間分のコーディネートを決めてしまいましょう。
通勤にふさわしい服装がわからないときは、相談できる相手に話して組み合わせを考えてもらいます。
相談できる人がいない場合は、スーツをベースにして、なかに着るブラウスを毎日変えるようにするとよいでしょう。
◆できるだけシンプルなデザインで、色は白、黒、ネイビーなどの服を選ぶようにする(他の服をあわせやすい)
◆冠婚葬祭や式典用に決まったセットを1パターン決めておく
◆店員とのコミュニケーションが苦手な人は、きょうだいや友人などにつきあってもらい、店員とのやりとりを引き受けてもらう
◆ネット通販を利用して衣服を購入してもいいでしょう
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