【よくみられるケース】
①出勤前に携帯電話やカギを探し回ることが多い
②郵便物の中から大切な手紙が見つけられない
③子どもの学校に提出する書類を紛失してしまった
④一年ぶりに必要になった子どもの水泳用具が見つからない
【解説】注意力の弱さが原因
ADHDの特性である注意力の弱さがあると、使った物を不用意にその辺りに置き、それっきり忘れてしまうことでなくし物や忘れ物が増えます。
たまにしか持ち歩かない傘などは、とくに存在を忘れやすく、出先で置き忘れてしまう可能性が高くなります。
また、子どもが学校に提出する書類を保管しているうちになくしてしまった、水泳用具や書道用具のように、しばらく使わずにいた物が必要になったときに、なかなか見つけだせないことも起こりえます。
届いた郵便物をすぐに仕分けしないために、大切な手紙が紛失してしまうケースもあるでしょう。
【考え方を変える】
◆「移動させなければなくならない」と考える
もともとあった場所から動かさなければ、物はいつまでもそこにあります。
できるだけものを動かさないことが「なくさない」ための秘訣です。
出勤時の持ち物は、バッグに入れっぱなしにしておきましょう。
カギも使った後は、すぐにバッグに入れておけば、次に出かけるときには必ずバッグの中から見つかるはずです。
【改善方法】
①傘やメガネなどは、職場などに予備を置いておく
②郵便物の管理や仕分けは、得意な人に任せる
③子どもが学校から持ち帰った手紙などは、必ず決まったファイルに入れるようにする
④子どもが学校で使う水泳用具や書道道具といった学用品は、ひとつの箱にまとめて保管する
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