【よくみられるケース】
①複数の家事を時間内に段取りよくすませられない
②選択の頻度がわからず、日に何度も洗濯してしまう
③料理や洗濯の途中であることを忘れて、別のことをしてしまう
④朝食や子どもの弁当を作るため早起きができない
【解説】時間をうまく見積もれない
発達障害の特性のある人のなかには、作業をこなすための必要な時間を見積もったり、仕事に優先順位をつけたりすることが得意ではなく、計画的に物事を進めることにつまづいてしまう人もいます。
短時間に多くの仕事を詰め込み、「なんとかできるだろう」と思い込んでしまうタイプの人の場合は、結果的に仕事がこなせず、自己嫌悪に陥ることもあります。
忘れやすい特性のある人では、家事をやりかけのまま別の作業をはじめ、そのままにしてしまうこともあります。
また、食器などの汚れ物がどれくらいたまったら洗えばよいか、そのタイミングがはかれず、1枚ごとに洗い、水や洗剤をむだに使ってしまうケースもあります。
【改善方法】
◆家事は自分の仕事と考えずに、人の力を借りる
家事をひとりで背負い込もうとするのではなく、家族のなかで役割分担したり、親しい友人の助けを借りたりしましょう。
難しい場合は、自分は「できることをすればよい」と考えるようにすることが大切です。
①同時にふたつ以上の家事をやらないようにする
②「やることリスト」で1日の家事予定表をつくる
③キッチンタイマーをセットして、次の予定の開始時間にアラームが鳴るようにする
④洗濯物は「カゴいっぱいになったら洗う」などルールを決める
⑤手の込んだ朝食や弁当を作ろうとせず、手抜きでよいことにする
⑥朝食などは前の晩に作り置きし、レンジで温めるだけにする
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