【よくみられるケース】
◆鍵をかけ忘れてしまうことが多い
◆加熱調理をしていることを忘れて、鍋を焦がしてしまう
◆ストーブなどをつけっぱなしで寝てしまう
【解説】忘れやすさがある上に、確認を怠りやすい
戸締まりや火の始末ができないのはADHDに特有の「忘れっぽさ」と「不注意」が関与していると考えられます。
例えば、調理中に、鍋を火にかけておいたことを忘れて別のことに気をとられてしまい、鍋を焦がすといった失敗を起こしやすいといえます。
何かの作業中に、別のことに関心が移りやすいのもADHDの特徴のひとつで、こうした注意散漫さが火の不始末などにつながります。
また、外出時に玄関の鍵をかけたかどうか気になった時は、ふつうは確認しに戻ったりしますが、そうした慎重さはなく、鍵をかけ忘れたままになってしまうこともあります。
【改善方法①】
◆リスクを最大限に抑える工夫を
「不注意がある」、「忘れっぽい」、「没頭しやすい」といった特性がある人は、そのことを自覚し、そのために起こりうるリスクを最小限に抑える対策を講じます。
また、家族にも気にかけてもらうようにお願いしておきます。
例
・ストーブを使わずエアコンにする
・調理台はガスからIHに替える
・調理中に加熱しすぎるとアラームが鳴ったり、自動停止する調理台を使う
【改善方法②】
◆戸締まりや点検を習慣づける
就寝前に点検する習慣をつけましょう。
忘れやすい人は、チェックリストを作り、目に付くところに貼っておきます。
就寝前にアラームなどを鳴らして、そのタイミングで確認を行うようにしましょう。
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