【よくみられるケース】
◆様々な刺激で気が散りやすく、仕事に集中できない
◆不向きな仕事を担当したことにより、作業がはかどらない
◆適度な休憩を合間に取らないため、ミスが起こりやすくなる
【解説】ADHDの特性があると集中しにくい
ADHDの特性がある人は、気が散りやすく、集中しにくい特性をもっており、デスクワークや検品作業などのように、単調で根気が求められる仕事は不向きといえます。
そうした事情を踏まえずにADHDの特性がある人に仕事を任せると、ミスも起こりやすくなります。
本人に合った仕事内容の見直しを検討する必要があります。
また、感覚過敏があるため、人の出入りが目につきやすい場所や人の声や物音が聞こえやすい環境では、仕事に集中できなくなります。
刺激の少ない位置に机を移動させたり、パーテーションを設置する、集中力の必要な仕事は静かな別室を用意するなどの配慮が求められます。
【周囲のサポート①】
◆適材適所を考え、特性に合った仕事を与える
本人の特性や個性を踏まえて、力を発揮できる仕事に就かせることが、結果的に会社の業績にもつながります。
例
✖️ADHDの特性がある人に適さない仕事や環境
・長時間座ったままのデスクワーク
・単調な工程を繰り返す作業
・常に注意力を求められる検品作業
◯ADHDの特性がある人に比較的適している仕事
・活動的な特性を活かした外回りの営業
・豊かな発想力を活かした企画や発案の仕事
【周囲のサポート②】
◆集中しやすい環境を整備する
集中力を高めるためには、デスクや作業場の環境改善が有効です。
また、作業に取り組むときには、作業で使わない道具や資料は片づけ、常に必要最小限の物だけを机に出すように指導します。
例
◆周りの人が気になってしまうケース
パーテーションで机を囲み、視界を遮る
◆ささいな視覚刺激、聴覚刺激でも気が散ってしまうケース
部屋の出入り口や窓に近い席にしない
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