【よくみられるケース】
◆ゲームやテレビを見始めると、途中でやめられなくなる
◆アルコール依存やニコチン依存になりやすい
◆食べ過ぎや飲み過ぎ、睡眠不足などで健康を害しやすい
【解説】 自制が効かないので「依存症」になることもあります
ADHDの特性がある人は衝動性から、自閉スペクトラム症の特性がある人は過集中やこだわりの強さから、自己抑制が効きにくいといえます。ひとつのことに没頭しすぎないようにブレーキをかけたり、ほどほどのところで切り上げたりすることができなくなるのです。
その結果、ゲームやインターネットに何時間も費やしたり、アルコールやニコチンに依存したり、ギャンブルにのめり込んでしまう場合もあります。
食べ始めたら止まらない、就寝前に見たテレビを見続けてしまうことで、睡眠障害や生活のリズムを乱す人もいます。
【改善方法①】
◆タイマーを使い、「やめどき」を知る
ゲームやテレビは自分の意志でやめるのは困難なので、オフタイマーなどをセットします。
テレビ番組は録画してみると、番組終了と同時に画面が消えるので有効です。
キッチンタイマーのアラームで時間経過を確認するのもいいです。
【改善方法②】
◆食べる量をあらかじめ決めておく
食べ過ぎ、飲み過ぎなどを防ぐためには、あらかじめ量を制限する方法が有効です。
お菓子などを無意識に一気に食べてしまうこともあるので、「今食べる量(数)だけを皿に出す」、「今日はビール1本だけ」と決めたら周りの人にも伝えて、ブレーキをかけてもらえるようお願いしておきましょう。
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