【よくみられるケース】
◆偏食や食事のリズムの乱れにより、体調を崩してしまう
◆夜ふかししやすく、寝不足などで健康を害してしまう
◆身体の不調に気づきにくく、重症化するまで放置してしまう
【解説】自分の体調を気づかうことができない
発達障害の特性のひとつに、自己コントロールの弱さがあります。
自分の体調を気にしたり、生活リズムを整えたりといったことが苦手で、暴飲暴食をしたり、夜ふかしを続けたりして、体調を崩してしまうことがあります。
また、趣味の活動も休憩をとらずに何時間も没頭して、具合が悪くなることがあります。
こうした背景には、自分の体調変化に気づきにくい特性が影響しています。
そのため、熱っぽくてだるくても自覚せずに作業を続けてしまうのです。
自制が効きにくい特性があることを周囲の人に知ってもらうことも大切です。
【改善方法①】
◆食事と睡眠時間は、規則正しく整える
体調管理の基本は、生活リズムを一定にすることです。
とくに、食事と就寝時間は、毎日規則正しく整えるようにしましょう。
ゲーム、スマホは目が冴えて寝付けなくなるので、就寝前はやらないようにします。
自分でコントロールできない場合は、家族に協力を求め、食事や就寝時間になったら声をかけてもらうようにします。
【改善方法②】
◆適度に休養をとるよう心がける
物事に没頭すると過集中になってしまい、適度なところで休憩したり、切り上げたりすることができなくなる人がいます。
30分おき、1時間おきにアラームを鳴らして休憩をはさむようにします。
身近に人がいる場合は、声をかけてもらいましょう。
心労が重なっている時は、休日は用事を入れないようにして、心身をゆっくり休めるよう心がけることも大切です。
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